導かれたグアテマラ

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こんにちは!バックパッカーのトモローです。

 

旅をしていると、シンクロニシティというかセレンディピティというかそういったことがよく起きる。

僕が大好きな国グアテマラについても今思い返すとそういったものが僕をグアテマラに導いていったように思う。

 

東南アジアのバスで

もう、記憶は定かではないのだけど、東南アジアのどこかの国を移動していた時のこと。

休憩時間になり、僕はバスを降りて外の商店で何か少しお菓子を買って食べていたら、目の前にいた欧米の男性と目が合って、なんとなくバスが出発するまでの間簡単な会話を交わした。

彼は結婚していて、子供も二人いた。可愛い女の子の写真を見せてくれた。だけど、旅が好きでこうして時たま一人で海外を旅するのだという。

そして彼は僕が世界一周をすると知って、おすすめされた国がグアテマラだった。

僕はグアテマラなんて名前の国をその当時は知りもしなかった。

彼が、いくつか訪れるべき場所をメモしてくれたので、それをいつか訪れるだろうという気持ちでずっと日記帳に挟んでいた。

 

スペインのセビージャで

次にグアテマラの名前と出会ったのはスペインのセビージャにいた時。

ここで、同じ宿に泊まっていたアメリカ出身でセビージャに3年住んでいるというカトリーヌと出会った。

宿には比較的若い子達ばかりが泊っていて、カトリーヌは一人だけ年配の女性だった。

僕は若い子と話すより、年配の落ち着いた人と話す方がゆっくりできたし、カトリーヌも唯一の話し相手だったらしい僕を気に入ってくれたみたいだった。

彼女は僕をセビージャの観光にいろいろと連れて行ってもくれた。途中休憩にカフェに入っては話、宿の共有スペースでもたくさん話し合った。

そんな中でカトリーヌは過去にグアテマラでボランティア活動のようなものを数年していた時期があるということを知った。

スマホに入っていた当時の写真をたくさん見せてくれた。

カトリーヌの話す思い出話はどれも素敵で、現地人の優しさや素朴さ、温かみが伝わってきた。

アジアとヨーロッパしか経験してなかった僕は、グアテマラのカラフルな民族衣装や人々の素朴な笑顔を見て、早く中南米を訪れてみたい気持ちになった。

 

メキシコからグアテマラへ

気づいたら僕はグアテマラの手前の国メキシコまで来ていた。

でも、当時僕はメキシコのカンクンからキューバへ渡り、そこから南米のコロンビアに入る安い航空券があることを知り、そのルートを取ろうとしていた。

グアテマラを訪れる気持ちがいま一つ大きくなかった。

しかし、カンクンの宿でキューバから戻ってきたたくさんの旅人と会い、一様に皆キューバは良かったというのを聞いていると、なんだかキューバを訪れる気持ちも薄らいでしまった。

みんながそういうのならいいのだろう。僕までそれを確認しに行く必要はないかなって。

そんなときに、先にグアテマラに入国していた旅の友達から連絡があった。「グアテマラがヤバイ」って。

そろそろ移動したかったのもあったし、なかなかよい航空券も見つからず、その友達からの連絡をきっかけに僕はキューバコロンビアのルートからグアテマラへと大きく舵を切ることにした。

どうせ戻ってきたかったら隣の国だからすぐに戻ってこれると考えていた。

 

グアテマラ入国

そうしてメキシコのパレンケからグアテマラのフローレスという場所にバスで入国した。

国というのは本当に面白いもので、国境は定まっているが、当然目に見えるものではない。

陸もつながっているし、人も当然行き交っているのだから、国が変わったところでそれほど変化がないようにも思える。

それでも、グアテマラに入ると、突如としてみんな民族衣装を着た人たちで町は溢れかえった。

物価も買われば、行きかう紙幣も変わる。言葉は同じスペイン語だったけど、アクセントや喋るスピードも変わった。

グアテマラレインボーという言葉があるほど、グアテマラの街中はカラフルな色どりであふれていた。

久々の民族感にどんどん魅了された僕は、グアテマラの奥深くへと足を踏み入れていき、もうメキシコに戻ることなどすっかり頭から消えていた。

そうして、グアテマラの民族、人、自然、もろもろに引き付けられて、結局半年間グアテマラに滞在することになった。

 

今思い返すと、東南アジアであった旅人や、セビージャのカトリーヌ、カンクンでのルート変更、すべてグアテマラにたどり着くために用意されていたように思う。

そうやって導かれて僕はグアテマラに到達したのかなって。

来るべくして来るようになっていたのかなって。

そんな風に今は思う。