なぜ時代はミニマムに向かっているのかを考えてみた。

思うこと

こんにちは!ミニマルバックパッカーのトモローです。

 

最近、僕の周りでも断捨離を始めたり、ミニマリストに移行したりする人が増えています。

「ミニマリスト」って単語を本当によく聞くようになった。

僕自身もどちらかというと所有物は少ない方の人間だと思っている。

しかし、なぜ時代がミニマムに向かっているのか。

今日はそれを考えてみた。

 

承認欲求の形が変わった 地位富名声からいいね

価値観が変化した ぶっしつてきから精神的

もう十分満たされた

もう十分満たされた

ミニマリストのムーブメントってよく考えたら先進国でしか起きていません。

というよりも、発展途上国に生きる人達にとって、モノが少ないというのは当たり前の状態。

発展途上国に生きる人達は全員ミニマリスト。(これは旅をして実感しました)

もちろん彼らはミニマリストになろうと思ってそういう生活を送っているわけではないので、心はマキシマリスト。

あれも欲しい。これも欲しいって感じだった。

で、先進国に生きる人達。僕達はもう恵まれすぎたのだと思う。

戦後の焼け野原から始まって、アメリカ文化が日本に入ってきて、「物質的な豊かさが人生の豊かさ=幸せ」という方程式が広まった。

そのおかげで経済成長はしたし、沢山の人が本当に豊かになった。「1億総中流」もうなずける。

でも、物質的充足感は天井に達したのに、「幸せ」を感じられないことに気付き始めた。

そして、今のままでは幸せになれない、ではどうしたらよいのか。そうしてたどり着いたのが所有を減らすこと。

毎日仕事に追われ、お金を稼ぐことに追われ、物欲に追われ、人間関係の維持に追われ、SNSのチェックに追われ、時間に追われる。

そんな忙しい生活は人間本来の生き方ではないのだと思う。だからみんな疲れているのだと思う。

そういった人生に疲れる要素を少しづつ排除していけば、少しづつ安らげることに気付いてきた。

この流れが、あらゆるモノの所有を減らすミニマリストへと向かわせているのではないだろうか。

モノとは物だけでなく、人間関係、習慣、思考、諸々を指す。

 

価値観が変わった

今は、「物質的豊かさ=幸せ」から「精神的豊かさ=幸せ」へと価値観が変化している。

上がり続けた株価はいつか反落する。

膨らみ続けた風船はいつか破裂する。

膨らみ続けた人間の物欲も破裂したのだと思う。そうして、価値観が反転した。

持つことから持たないことへと

確かに持たないことのメリットは大きい。

引っ越しが楽。大きな災害にあっても失うものが少ないので心のダメージも少ない。物にかけるお金が節約できる。見栄をはる必要がなくなる。大事なモノにかかわる時間が増える。探す手間がなくなる。カバンが重くならない。執着が減る。お気に入り、好きなモノだけになる。選択に悩まなくなる。誘惑が減る。etc,,,

大きいものから小さなものまで挙げれば沢山メリットがある。

これら持たないことのメリットに幸せを見出す人が増えてきたのだと思う。

 

承認欲求の形が変わった

人は根底に「他人に認められたい」という承認欲求を持っている。

だから会社で働く人が会社に求めるものは何かと聞かれた時に、給料や充実した福利厚生、休日や残業が無いことを差し置いて「キチンと評価してくれること」を挙げる。

それだけ人は他人に認められたい。認められることが自分の存在意義に繋がる。

マズローの5段階欲求でも承認欲求は上位に位置されている。

では、人はどうやって承認欲求を満たすのか。

それが俗にいう「地位・富・名声」なのではないか。

地位富名声=成功と思われているが、もちろん成功と言ってもいいと思う。しかしそれは成功を手にするために地位富名声を求めたのではなく、承認欲求を満たすために求めたのだと思う。

(※成功=幸せとは限らないと僕は思っている)

だから昔のサラリーマンは我武者羅に働いて頑張った。

高度経済成長の波もあって、頑張って働けば会社の成績が上がる→自分達の給料は上がる(富)→給料が上がれば色々と買える→そうすれば家族に尊敬される(名声)→もっと頑張れる→会社での地位が上がる(地位)→威厳が生まれる→承認欲求が満たされる。

我武者羅に働けば、地位富名声の全てを手に入れることができる時代だったから。

しかし、今は違う。

そういった方面での欲求は枯渇した。物欲も無いからお金はそれほど必要なくなった。家族を持とうと考える若者も少なくなった。頑張って会社で上にいこうと考える人も少なくなった。

我武者羅に働くことに意義を見出せなくなっている。

今の人達はどこで承認欲求を満たしているのか。それがSNSだと思う

皆、FacebookやInstagramで「いいね」をもらうことに情熱を注いでいる。

「いいね」の数こそが承認されている証なのだ。

もちろん沢山のフォロワーがいるということは、それだけSNS世界の中での地位が高いということになり、そうしたインフルエンサーは名声も持ち合わせることになる。

企業はそんな力のある彼らに広告の仕事をしてもらいたいと考えるので、彼らはお金を得ることもできる

地位富名声と承認欲求の形が変わってきたのだ。

 

今が時代の転換点にある

こうして考えると、ちょうど今が時代の転換点にあるのだと思う。

人の物欲は天井まで来て下降に転じた。

価値観が変わった。

承認欲求の形が変わった。

もうマキシマムを目指したとこで、誰もそれを羨ましがらなくなった。

マキシマムに価値観がなくなり、ミニマムに価値観が移行しているのだろう。