「選択」と「集中」

人生論

こんにちは!トモです。

今日は「選択」と「集中」について書きたいと思います。

元々、GEのウェルチ提唱した言葉で、日本ではバブル崩壊後に企業経営の中に組み入れられ始めた言葉だそう。

しかしこれは企業経営においてのみ大切になる言葉でなく、個人においても、人生でとても大事な言葉、概念だと思うので今日のテーマに取り上げてみました。

選択と集中とはつまり、大切なものを選んで、全リソースを突っ込め、とも言い換えられると思います。

大事なものを選ぶこと、その1点に全力で集中すること。これこそが遠くまで到達する唯一の方法。

選択

上で大事なものを選ぶ、大切なものを選ぶ、と書きました。

大事も大切も言葉のニュアンスの違いなだけであり、本質は一緒だと思っています。

つまり「何よりも重要なこと」ですよね。

これがわかっていないと、選択を誤る。つまり、結果に誤算が生まれてくる。失敗、ミスが生じる。

これはそんなに難しい話ではないと思います。

例えば、超簡単に説明してみると、

TOEICのテストで700点を取らないといけない人がいるとします。

この人にとって、大事なこと、大切なこと、重要なことは、至って明確。

「TOEICテストで700点とる」ですよね。それがわかっていれば、間違っても算数の教科書を開いてはいけない。

手にすべきはTOEIC、英語の教科書であるべき。

また、たとえば実は毎回800点以上取っている人だったら、別にそれほど真剣に勉強する必要はないかもしれません。

ちょっとした休憩でテレビ見たり、ネットサーフィンしても、問題ないかもしれません。

しかし、もし自分が300点くらいの実力の人が、1日の大半を遊んで過ごしていたら、おいおいとなりますよね。

この、算数の教科書を手にしてしまったり、1日の大半を遊んで過ごしてしまう人は、そもそも大切なこと(ここではTOEICで700点とる)がわかっていない、気づいていない。

だから、誤った行動、選択をしてしまう。すると、結果も望んでいないものになる。

望む結果が欲しいなら、まずは何が大切なのか、重要なのか、大事なのか、それを明確に具体的にする必要がある。

それが選択。

強みを大切にする

選択でもう一つ大切なのが、強みを大切にする、ということ。

人生の時間は限られていて、与えられた素質も千差万別。

で、これは人によって意見は分かれるところではあると思いますが、

人間が生きる上での大前提として、「他人の役に立つ」ということが挙げられると思います。

仕事になるともっとわかりやすいですが、会社っているのは他人の役に立つことをして、お金をもらっていますよね。つまり、誰かの役に立つということが仕事。

そうすると、仕事に限らず、人が生きている上でも、他人に迷惑をかけて生きるよりは、他人の役に立つように生きた方がいい。そんな風に考えられますよね。

すると、他人の役に立つということは、自分が他人よりもうまくできること、得意なこと、優れていることをする、のが良い、ということがわかる。

自分が他人よりもうまくできる、得意なこと、優れていること、それこそが強み。

だから自分の強みを知って、その強みを大切にする、選択することが重要になってくる。

なぜなら、強みは簡単に伸ばせるけど、弱みは難しい。

人生の時間は限られているので、弱みを普通にまで引き伸ばしている間に人生が終わってしまうなら、

弱みは捨てて、すでに強みの部分で人の役に立ちながらさらに伸ばしてあげた方が、なんだか良さそうですよね。

なので、弱みとか、単純に好きなこと、よりも、大切なのは強みにフォーカスすること。

集中

自分の大切・大事・重要なこと、強みを選択できたら、次はそこに全集中する。

集中が必要なのは、リソースが限られているから。

リソースとは、そこに投入できる資材。時間やお金や労力のこと。

当たり前ですが、無限に時間やお金や体力のある人はいないわけで。

限られたリソースをうまく配分する必要がある。

じゃあ、ブログを書いて生計を立てたい!って人がいたとして、

1日10分しかブログを書く時間を設けなかったら、それで成功するだろうか。笑

もっと時間をかけてブログを書いた方がいいし、まず文章の書き方を学んだ方がいい。

それには時間もお金も労力もかかる。つまりリソースは投入できるだけ投入する。

遊んでるお金があるなら、テレビを見る時間があるなら、それらを自分の選択した大切なことに投入すべき。

ミニマリストの本質

集中(全リソースを突っ込むこと)について考えていると、最近流行りのミニマリズムに思考が至ります。

というのも、ミニマリズムとか断捨離っていうのは、自分の周囲にある不要なものを徹底的に排除することで、

本当に必要なものだけに集中できる、というのが本質だと思います。

本当に必要なものこそが大切なことであり、大事なもの、重要なもの。

つまり無駄な選択を排除して、大事なものを選択できるようにする行為こそがミニマリズムであり断捨離。

そうして大事なものが残ったら、いやでも自分のリソースはそのシンプルに残された数少ない選択に集中せざるを得ない。

選択と集中の環境づくりこそがミニマリズム、断捨離だったんだなと思います。

イチローも小さなことをコツコツと毎日弛みなく行うことこそが、信じられないほど遠くに行くための唯一自分にできること、みたいな感じのことを言ってますよね。

小さなことをコツコツと毎日弛みなく行うというのは、一見簡単なことに見えて、相当努力が必要です。

そして何よりも想像よりも遥かに巨大なリソースを注ぎ込み続ける必要がある。

それこそが唯一遠くまで行く方法。

って話でした!

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