こんにちは!トモです。
このブログは主に、人生の黄金時間に当たる大学生活を送られている方に向けて、自分自身が大学生の時に知っていたら嬉しかったな的な知識を発信しています。
3年半バックパッカーで世界を旅した経験と今まで3千冊以上の本を読んで学んだことをベースに記事を書いています。
今日は「人類が遊んで暮らせる世界はやってくるのか」について書きたいと思います。
遊んで暮らせる方法はいくつかあると思います。
- お金持ちになる。シンプルですね。
- ベーシックインカムが実装される。遊べるかまではわかりませんが、生活は楽になる。
- Play to earnで生きる。これがまさに(ゲームで)遊んで暮らす世界。
実は今日は③のPlay to earnについて書きたいと思っています。
本当に遊ぶだけで人は暮らしていけるのか。
フィリピンでは遊んで暮らす人々がいる
元々Play to earnの概念自体は知っていましたがゲームにあまり興味がなかったのでスルーしていました。
しかし、つい最近こんな記事を発見して、興味が湧きました。
1日数時間ゲームで遊んで1月約3万円。日本だとお小遣い程度でも、フィリピンでは十分に生活ができる。
何よりも、ゲームをしてお金を稼げる時代になったんだってことに驚きました。
※僕は最近話題のmove to earnのSTEPNで歩いて稼ぐを体験してたので、まあ、こういう世界観が出来つつあることは理解していましたが。それでも、、、という感じで。
広告などが入るわけではなく、ただ純粋にゲームを楽しんで、ゲーム内で得た通貨をまた別の仮想通貨に交換して、最終的に実世界の通貨に交換すれば、実際の現実でお金として使える。
つまり、今は仕事行ってきまーすと言って、会社に行き、仕事をして、給料をもらい、それで物を買っているが。
この世界観は、仕事行ってきまーすと言って、机に座り、パソコン(スマホ)を開いて、ゲームという仮想現実に行き、ゲームをして、お金をもらい、それで物を買う。
ここで、なぜこの概念が可能なのかは僕も詳しくないので説明は割愛させていただきますが。
結局は需要と供給の問題。それに価値があると人々が判断してお金を投じれば、それは現実になるし、仕組みはワークする。
一度ワークしてしまえば、崩壊するまではお金を稼ぐことができる。
すごい世界ですね、、、。
実際にplay to earn をやってみて
ということで!僕も見て聞いてるだけだと実感がわかないので、実際にゲームで遊んでみました!
どういうふうに遊ぶのか。そしてそれがいかにして現実世界のお金になるのか。どれくらい遊べばどれくらいの金額になるのか、興味が尽きなかったので。
別にこれで儲けたい、これで楽して生活したいとは1mmも考えていません。
しかし、世界のトレンドにはついていく必要があるのかなと考えていますし、今世界は現実世界からメタバースに急速に移行しようとしていると感じています。
ゲームも一つのメタバース。これは放っておいてはいけないんじゃないかと思い、やってみることにしました。
二十年前、スマホが出た時に、「ガラケーで世界はワークしてるからスマホはいらない」と考えたところで、結局今世界を席巻しているのはスマホ。
現代に置き換えると、ゲームで稼ぐ世界観が出た時に、「『仕事をして給料もらう』がワークしてるからplay to earnはやらない」と考えても、未来がどう転ぶかはわからない。
そんな考えがベースです。
ゲーム歴があるとないとでは雲泥の差
実際にゲームをやってみてまず最初に思ったことは、そういえば自分っていつからゲームしてないっけ、てことでした。
僕が挑戦したのはジョブトライブスというカード対戦ゲームです。
カード対戦ゲームは、持っているカードで対戦するだけなので、格闘ゲームのように複雑なコマンド入力も必要なければ、頭を使って難解なパズルを解くようなこともないので、一見簡単に思われるかもしれませんが。
僕の最終ゲーム歴は、大学生くらいまではなんだかんだ友人と集まったらみんなでできるテレビゲームとかやっていたと思います。
しかしそれから十数年ゲームをやらないと、、、初めは全然わかりませんでした。笑
まず、お金や経験値、職業、属性、レベルアップ、ダンジョン、アイテム、ルール、体力、諸々、全て未知。笑
一つ一つ、どれが何を意味していて、どういう効果を持っているのか、学ぶ必要があり、慣れるのに時間がかかりました、、、。
その点でも、ゲームのプラットフォームに慣れている人とそうでない人では、新しいゲームが生まれてもとっつきやすさ、上達速度は違うのだろうなって思いました。
ゲームは楽しいか?
正直に言うと、ゲームは、、楽しくないです。笑
子供の頃のゲームって「夢中」になるくらい楽しかったですよね。没入する感じ。
でも、大人になってからゲームをやってみても、僕はですが、全然楽しめませんでした。
エキサイティングな気持ちは生まれなかった。もしかしたら他のゲームだったら生まれたのかな?
それと今回僕のポジションがゲームを楽しもうとしてるというよりは、お金を稼ごうとしている、という点で、
純粋にゲームを楽しめていないのかもしれないとも思いました。
『ゲームで稼ぐ』は楽なのか
一見ゲームでお金を稼ぐと聞くと『楽しく楽してお金をもらうことができる幸せな世界』を想像してしまいがちですが。
上でも書いたように、僕はゲーム自体楽しめなかったので、苦痛でした。笑
Youtube見ながら片手間でやってたのが正直なところです。
その上、本当の仕事のように、体力や知力を消耗することはないし、会社に出社したり、煩わしい人間関係がないという点では「楽」なのかもしれませんが、
時間という人生で一番貴重なリソースを失うことは事実で。
しかも、それと同時に「自分は何もこの世に生産している訳ではない」という考えがずっと頭を巡ります。笑
そういった意味で、ゲームが楽しめない人からすると、精神的な苦痛も伴うでしょう。
昔、フォード社が非常に時給を高く設定して、ライン工を雇い、最初は応募が殺到したが、いざ人々が働いてみたら、あまりのやりがいのなさに苦痛を感じて、給料が高くても辞めてしまったという有名な話があります。
お金は大事だけど、お金以外にも大事にしたいことがある、ということですね。
大勢の人々がメタバースに行ってしまったら
ゲームの話を書いてますが、メタバースも一種同じような世界観だと思います。
現実世界は非常に制約、制限のある世界で、メタバースは抽象度と自由度が増した世界。
将来的には仮想現実でお金を稼いで実際の現実で暮らすという人が生まれてくることは事実だと思います。
しかし、もし大勢の、本当に大勢の人々が仮想現実に行ってしまったらどうなるか。
例えば、服を作る人がいなくなり、食料を生産する人がいなくなり、工場で働く人がいなくなり、、、
現実世界で生産してくれる人がいなくなると、現実世界の方が今度はワークしなくなる。
これは危ないことだと思います。
付加価値による創造ではなく、期待による創造
通常、世の中と経済とお金の仕組みがどうワークしているかというと。
誰かが何かを生産する。生産物には原価と利益が乗っている。
原価はそれを生産するのにかかる費用であり、利益は原価に上乗せされた付加価値。
※非常にエクストリームに説明しています!
つまり付加価値を創造することで、人々は物を売買している。
付加価値には「効用」が必ず付随していて、現実世界で何かしらの効用を発揮してくれます。
例えば、料理だったら美味しいとか、幸せとか、栄養とか。
家電製品だったら、冷やしてくれるとか、温めてくれるとか、綺麗にしてくれるとか。
この生産された付加価値による効用に対して人々は対価を支払っている。
しかし、仮想現実で扱われる通貨(仮想通貨)に関していうと、これは現段階ではほぼ『期待』だけで売買されている、と僕は感じています。
「(値段が・価格が)上がるだろう」という期待から。
ここで、価格と書いたのは、そこに何の価値もないからです。
つまり、この世に何の付加価値も創造していない。(現段階では)
なんの効用も創造していない。なのに人々がそれを求めて参入するのは、値上がりして得するだろうと考えるから。これがベースになっていると思います。
だから、全ての人が見向きもしなくなれば、価格は崩壊して、一瞬で終わる。
今ビットコインが700万円台から200万円台に急速に下降したのはそういうことだと思います。
もし実際に何かしらの付加価値を創造して、買った人々に何かしらの効用を生んでいたなら(例えば海外送金手数料がほぼ無料で神とか)、人々がそこに「価値」を見出していたなら、こんな下がることはあり得ない。
そういう意味で、まだまだ『ゲームをして稼いで暮らす』というのはブームであり、完璧に構築された世界観というよりは、人々の熱狂が支えている部分が大きいなって感じました。
しかし、それでも、もし本当にゲームで遊ぶだけで人々が食べていける世界が生まれるなら、
それで救われる人々もいると思います。
まあ、最終的には結局広告と結びついて、マーケティングに利用される。そこで生み出されたお金が分配される、的な構造になるんじゃないかな?と思ってしまいますが。わかりません。
って話でした!
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