こんにちは!トモです。
今日は「幸せの利子」についてのお話を。
と言っても、この「#幸せの利子」は僕の造語です。笑
普通、利子というと、借金の金利や資産からくる配当みたいなものを想像すると思います。
ただ、今日はそんなお金の利子のお話ではありません。幸せの利子のお話です。
人はなぜお金持ちになりたいのか
生きていく上で必要
この世の全ての人が目指す目的がある。お金。
もちろん全員が全員じゃない。聖職者や僧侶の方はお金に執着がない。
またすでに巨万の富を手に入れた人も、お金が人生の目的ではなくなる。
でも、ほとんどの人にとって、お金が目的になっているように感じます。
なぜか。なぜなら貨幣経済の中で生きていくためには、何においてもお金が必要だから。
今日から山に篭って、山菜を摘んでそれを食べて生きていくって人は別。
水も湖や川の水を飲んで、薪で火を使い、地べたに寝る。
そうやって生きていく決心がついた人は、晴れてお金という呪縛から逃れられます。
ただ、病気しても病院に行けませんね。お金がないから。
もし山菜や動物が取れなくて餓死しかけても、スーパーに行けませんね。お金がないから。
もし山が崩れて生活していた場所を移らないと行けなくなったら、、どうも出来ませんね。
何をするにもお金が必要な世の中。でも、お金って便利な道具でもある。
だから2000年も人類に使われてきたのだし、お金がベースで世の中が構築されたのでしょう。
選択肢が増える
この世がお金がベースで構築されている。
ということは、お金があればあるほど、できることが増えるということ。
100円のお肉を食べるのか、1万円のお肉を食べるのか、選ぶことができる。
ただ、選ぶことができるのはもちろん、1万円を持っている人だけ。
つまり、お金があればあるほど、人生でできることの選択肢が増える。
そしてお金がなければないほど、選択肢は狭くなり、もしくは選択権すら無くなるかもしれない。
だから、人はお金をたくさん持ちたいと思う。
お金持ちになったらどうなるのか
お金持ちでもないお前が語る権利も資格もないだろうと言われそうだが、書かせてもらいます。笑
お金持ちになれば、それだけ選択肢が増える。
選択肢が増えるということは、自分の好みが選べるということ。
例えば1〜10の腕時計があったとして、お金があれば全部選ぶことができる。なければ1しか選ぶことはできない。
もし、1が大好きであれば、問題ない。でも5とか7が欲しい場合、お金がないと選べない。
つまり、1で我慢する必要が出てくる。
しかしお金がある人は、5を選んでもいいし、1を選んでもいい。自分の好きなものを選べる。
すると、好きなものが手に入るのだから、当然心は踊る。つまり幸せを感じることができる。
選択肢が増えて、選ぶことができるということは、それだけ自分の好きを選択できるということで、
それは結果自分を幸せにすることができるということ。
と、ここまで懇切丁寧に文字にしましたが、ほとんどの人はこんなこと頭で理解せずとも、生まれた時からお金と付き合う人生の中で心で理解していると思う。
そしてこの中間の思考・過程をすっ飛ばした「お金持ち=幸せ」という方程式だけが世の中でまかり通っているのだと思っている。
本当に幸福なのか?どれくらい幸福なのか?
お金持ちになれば幸せになれる。でも一つ重要なことを忘れています。
それは「幸福の度合い」です。
幸福度とも言い換えれますかね。
例えば、大好きな美味しいみかんを食べたときに感じる幸福感と、ずっと欲しかったベンツが手に入った時の幸福感は、文字では「幸福感」と同じように書きますが、果たして同じ幸福度なのでしょうか。
多分、全く別物ですよね。
みかんの幸福度が1としたら、ベンツは10万くらい?笑
この幸福度、どうやって測ったらいいのか。
一つ言われているのは、どれくらい幸福感が持続するかが、幸福度を測る目安だということを聞いたことがあります。
つまり、美味しいみかんを食べて幸せを感じられる時間はせいぜい、10分くらい?人によって違うと思いますが。
でもベンツであれば、多分毎日乗るたびに、目にするたびに、幸せを感じるでしょう。
じゃあ一体どれくらい持続するのか。平均的に車を手に入れて得られる幸福度は半年〜1年と言われています。
もし、10分しか幸福感が続かないみかんに300万円も出すのは馬鹿らしいけど、1年幸福感が続く車になら300万円払ってもいいかもと思えます。
しかし、1年経ったら、幸福感を感じられなくなり、お金があるのに幸せじゃない、みたいな状況になる。
そして人はまた別の幸福感を感じられる物にお金を払うようになる。
つまり、幸福を求める心、欲望には終わりがない。それに従ってお金を使いまくっていたら、破産する。
人生全体を見た時に、それで果たして幸せな人生だと思えるでしょうか?
ここで、お金持ち=本当に幸せ?という疑問が浮かび上がってくるのです。
物ではなく経験にお金を使う
これも最近よく聞くフレーズですね。モノ消費からコト消費へ、と。
人がお金を払って買える大きなものといえば、家が最大でしょうか?
その家でさえ、幸福度は3年くらいしか続かないと言われています。
つまり、お金を持っていて、好きなものが買えるからといって、それで永遠に幸せにはなれない。
買い続ける、アップデートし続ける必要が出てくる。もし幸福度を追求するなら。
物がもたらす幸福度には限界がある。
が、例えばここで視点を変えてみましょう。
人生を振り返ってみて、小学生の時や中学生の時、比較的人生で若かった頃の思い出をいまだに思い出して、クスクス笑ったり、笑顔になったり、幸せだった、楽しかった思い出を思い出すことはないでしょうか?
思い出すだけで心が温まるような。その感覚って多分、幸福感ですよね。きっと。
そう、思い出、つまり経験は何年経っても、少し色褪せるかもしれないけど、思い出すことができて、しかもそこから幸せな気持ちまで思い出させてくれることができる。
何千万円払った家の幸福感は3年くらいで頭打ちなのに対して、子供の頃の思い出は何十年経っても幸福感をもたらしてくれる。
これが、モノではなく、コトにお金を使うべき、という主張なのだと僕は理解しています。
そして、この過去の経験や思い出がもたらしてくれる幸福感を僕は「幸せの利子」と呼んでいるのです。
僕の場合、3年半の世界旅の経験がもたらしてくれる莫大な幸せの利子があります。
6年前日本に帰国した日から、余すことなく毎日、旅のことを思い返しては、幸せだったな〜と利子を受け取ってます。
幸せ貯金(貯幸?笑)残高が半端ないことになってます。笑
しかも多分、これは死ぬまであと50年くらい、毎日受け取れるだろうって感じてます。
それぐらい、旅の経験は僕にとって大きかった。
もちろん、時間が経つにつれて、どんどん薄れていく、利子が小さくなってしまうかも知れません。
しかしその時は、また旅に出ればいい。
別に旅に限らず。後々幸せの利子が受け取れるような経験に時間とお金を使うと、
それらを無駄に浪費するよりは、よっぽど将来的に大きな幸せ貯金が貯まります。きっと。
って話でした!
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