こんにちは!トモです。
今日は美術系の話。
デザインとは?って疑問について考えたい。
一応、前持って言っておくと。僕は美術関係の大学を出たとか、専門を取ったとか、まーったく何もありません。
個人的に、思うことです。
デザインとアートの違いから
なんとなく僕の中で、デザインとは機能美を追求したもの。アートとは全て。と考えています(した)。
デザインは洗練されていて、無駄なものが完璧に省かれた状態。それでいて機能も伴っている。
だから製品についてはデザインが施される。
それに代わってアートとは言っちゃえば全て、なんでもよし。作り手が「アート」だと思って制作したものは全てがアートになる。見る者の心に触れたものは例え5歳の子供が作ったものでもアートとなる。※ただしそれがお金に変わるかどうかは別としてだ。
誰がデザインしたのだ?
いわば、アートは誰にどう評価されたって構わない。評価ゼロでも自分にとって価値があればそれでいい。
そして誰か一人でも価値を感じたらそれでいい。
しかしデザインは違う。デザインには機能性が伴っていないといけないし、それでいて美的センスも問われる。
にも関わらずだ。
仕事で携わった人から(もちろん僕自身含めて)多くの不満が聞こえてくる。
・とてもシンプルで洗練されたTシャツなのに、なぜか背中に反射板の役割を果たすようなものがついていてダサくなっていたり。
・見た目の良いキッチンでも、使い手によって調理台が低すぎて使いづらかったり。
・例えば賃貸の部屋の中を通るパイプを隠すために壁に無駄な凸凹があったり。
・トイレットペーパーが取りづらい角度に設置されたトイレ。
あげるとキリがない。でも誰かがGOを出したからこの世の中にそれらが存在する。
それは法律の問題があったかもしれない。予算の問題があったかもしれない。誰も気づかなかったかもしれない。気づいてるけど、それでGOしたのかもしれない。
でも、できることなら、世の中のものは全てデザインされ、無駄が省かれたスマートなものになってほしい。
見た目だけでOKとするんじゃなくて、きちんと機能を果たすかまで考慮して設計されるのがデザインだと思うし。無駄があるということは、本来の機能を果たさなくなってしまう恐れがあるから。
デザインの定義は?
デザインとは
広辞苑で調べてみた。
①下絵。素描。図案。
出典:広辞苑
②意匠計画。製品の材質・機能および美的造形性などの諸要素と、技術・生産・消費面からの各種の要求を検討・調整する総合的造形計画。
「建築―」「衣服を―する」→インダストリアル‐デザイン→グラフィック‐デザイン
やはり、消費面の要求を検討・調整する、と書かれている。
技術や生産のみ重要視されたものは、この消費面が十分に考慮されていないように思う。
でも、最終的に使うのは消費者であるのだから、消費面を一番考慮しなければならないのではないか?と僕は考えてしまう。
って話でした!