こんにちは!トモです。
このブログは主に、人生の黄金時間に当たる大学生活を送られている方に向けて、自分自身が大学生の時に知っていたら嬉しかったな的な知識を発信しています。
3年半バックパッカーで世界を旅した経験と今まで3千冊以上の本を読んで学んだことをベースに記事を書いています。
そろそろ多くの人がこのワードを一度は耳にしたことがあるんじゃないかって思います。
最近非常に世間を騒がしているChatGPT。
僕もここ数年AIについてずっと興味があり、特にジェネレーティブAI(生成するAI)が出たあたりから色々と触るようにしていました。
といっても素人なので、ミッドジャーニーとかDALL-Eとかで遊ぶ程度でしたが。
これらは画像を生成してくれるAIで、それについて書いた記事はコチラ。
絵はまだしも、文章を生成できるAIが誕生したあたりで「AIがクリエイティブ分野もバンバン開拓してる」と驚きを隠せなかったのを覚えています。
そしてChatGPT。これはマジでやばいと感じています。
インターネットとか、スマホが出たあたりの黎明期、グーグルやフェイスブックが普及し出した頃の雰囲気に似ているように思います。
今で既に、一般人の僕達が使うようになっているレベルですから、ここから爆発的に普及するように感じます。
もう一時の流行じゃ済まされない、不可逆的な進化が起きている。
今日はそんなChatGPTについて記事を書きたいと思います。
先に今日の記事でわかることを書いておきます。
- ChatGPTとは自然言語処理分野における大規模言語モデル
- ChatGPTは前の世代から100倍進化してる
- ChatGPTがGoogle検索にとって変わる世界がやってくる
- 文書や文章の生成、分析、要約、翻訳が得意
- 多言語に対応している
- 音声システムと連携して最強の対話型AIになる
- 悪用されることも注意しなければいけない
ChatGPTとは何か?
ChatGPTとはOpen AIが開発した自然言語処理の一つの分野であり、大規模な言語モデルのことを言います。
GPTとは「generative Pre-trained Transformer」の略称で、大量のテキストデータをもとに訓練されたTransformersモデルだそうです。
「大量の」とは一体どれくらいかというと、1750億のパラメーターを持つと言われていますが、正直パラメーターってなに?って感じですよね。笑
現在普及しているGPTはGPT-3で、前のバージョンのGPT-2がどれくらいのパラメーターを持っていたかというと13億だそうです。ということは最新版は前回の100倍のデータを持っていると考えれば、パラメーターがなんだろうがわからなくても「すごい」ということはわかりますね。(説明が雑笑)
つまり、膨大なデータを所有し手学習することができるので、最新版のChatGPTはすごい、ということなのだと思います。
ChatGPTは何ができるのか?
ChatGPTはテキストに特化したAIで、テキストの生成や文章の要約、翻訳、分析、分類などが得意です。
少し前までGoogle翻訳って精度がそこまで高くなかったのに、ここ数年で一気に精度が向上したように感じないでしょうか?
DeepLとかの翻訳機能はもはや関西弁入れても理解してもらえるレベルで。。
これらは多分ですが、こうした膨大なデータを学習できるようになったことで一気に精度が上がったのだと思います。
僕達が普段使っている自然言語を使って語りかけるように質問すれば、ChatGPTは自然言語でこれらの要望(テキストの生成や文章の要約、翻訳、分析、分類など)に応えてくれる。
ChatGPTの最も特徴的な点
ChatGPTができることの中でも最も特徴的な点と言えるのが「自然言語による文章生成能力」です。
僕も普段からChatGPTを使っていますが、もう自然に会話するようにChatGPTと話しています。
こうした対話システムがより自然にスムーズになれば、そして音声システムとのシームレスな連携が取れるようになれば、もはやそれは人間とAIの会話以外の何ものでもないと言えると思います。
僕は以前「人はAIと喋る日常が当たり前になる未来がやってくる」と記事で書きましたが、その世界観はもうすぐそこまできているのだと思います。
ChatGPTは多言語対応
またChatGPTの驚くべき点としては、多言語に対応しているということです。
プログラミング言語はベースが英語なので、アルファベットに慣れ親しんでる人に有利ですよね。(って考えるのは僕だけかもですが)
しかし、ChatGPTに関しては、英語はもちろん日本語でも使えます。
これって、本当にスゴいことだと思う。
特に日本人からすると、外国語を習得するのにとても時間がかかる人生を歩んできて、もしChatGPTが英語でしか使えないとか言われたら、もう使いたくなくなりますよね。
プログラミングだって学びたくないのは、英語をベースにした他言語だから。笑
それが日本語でそのまま使えちゃうんです。もう、使わない手はありません。
ChatGPTの応用事例
ChatGPTがどんなことができるのか、何がスゴいのかわかったところで、それではこの先、ChatGPTはどのように活用されていくのか考えたいと思います。
グーグル検索にとってかわる
僕はここが一番大きいように感じているので、一番初めに書かせていただきます。
今はまだ、何か調べたいと思った時に僕達が使うのはグーグルですよね。
でも今後何か知りたいと思った時はGoogleよりもChatGPTに聞いた方が早くて楽で正確って世界になると思っています。というか、もうなってます!笑
どういうことか図で説明させてください。
これまでGoogleで僕達が行ってきた検索という行為は、次のように表せれると思います。
インターネットを情報が集まる図書館として、僕達は何か検索したい時にGoogle図書館に向かう。一番情報がたくさんあって尚且つ整理されているから。
つまり、自分の知りたい情報が探しやすいのがGoogle図書館。
そして、図書館(インターネット)に置いてある数ある本(情報)の中から、自分の知りたい本(情報)を自分で探す。
これがこれまでの検索の世界観です。
でもこれからはChatGPTというAIを利用して検索すると、こうなるんだと思います。
何かを検索したい時に図書館に行くという行為は変わりません。しかしこれから行くのはChatGPT図書館。
ただ、数ある本(情報)の中から自分で欲しい本を探すのではなく、そこにいる司書(ChatGPT)に直接自分の言葉で欲しい本(情報)を問いかける。
すると、司書はスーパー賢くて、この超巨大な図書館の中にあるありとあらゆる本(情報)について知っているので、その中から自分に一番ぴったりな幾つかの本を見つけてきてくれます。
しかも、その本の中からさらに自分が欲しい情報だけを抜き出して要約して教えてくれる。
もうそうなったら、誰もGoogle検索は使わなくなりそうですよね。
僕も日々仕事で使うエクセルなどについて、どういう関数を利用すれば一番シンプルかなどよくChatGPTに訪ねてます。笑
文章生成
これは一番オーソドックスな活用例ですが。
AIが絵を生成しだしたように、文章も生成していく。
これまでは人間が目にする絵画や小説は全て、世界のどこかに存在する人間によってのみ創造されたものだったけど、これからは、人間もしくはAIによって生成された絵画や小説を楽しむ時代がやってくるかもしれません。
もしかしたら人間には思いもよらない美しい詩をChatGPTが生成して、人を感動させるという世界観もあり得るかもしれませんね。
「感情」を持たないAIが人を感動させる世界。感情とは何か?と新しい問いが生まれそうですね。笑
文書の自動生成
文章と文書で分けてみましたが。ここでいう文書とはどちらかというとビジネスで必要な文書などを指しています。
これまでは人が書いて出す必要があった書類系は全てChatGPTが作成してくれるようになるかもしれない。
たとえば実例として、学校の先生は定期的に受け持ち生徒全員の通知簿を書かなければならず、その仕事量が膨大で疲弊するという話がありますが、海外のどこかの学校で、先生がChatGPTを利用して全生徒の通知簿を書き起こしたっていうニュースが話題になりました。
事務的な作業で人間がやる必要のない文書作成は今後ChatGPTなどにとって変わりそうですよね。
音声合成
これは先にも書きましたが。
言語には言葉と文字の二つの側面があります。
ChatGPTが担っているのは文字の方ですよね。
そしてもう一方に言葉、つまり音声が残っています。
この二つが組み合わさった時。完璧な対話型AIが完成します。
すでに、英語学習のための対話型AIというものが開発されていて、いろんなアプリがありますが、これらの精度がさらに精巧になっていくのだと思います。
また、自然言語による音声対話が可能になれば、例えば孤独な老人の話し相手になったり、子供の話し相手になったり。
ビジネスでも、自然言語の通訳がついてくれたり、カスタマーサポートはChatGPTが対応してくれたり。
AIが自然言語できるよになれば、、世界はそれこそ一新しそうですね。
ChatGPTで気を付けるべきこと
ChatGPTがスゴいということばかり書いてきましたが、注意すべき点もあると思います。
現に世界中の大学で論文にChatGPTを使うことを禁止にしたりする動きが出てきています。
どこまでAIと共存して、どこまでは自分たちでやるべきなのか、難しいところですよね。
詐欺やフェイクニュース
自然言語を扱えるということは、僕達と変わらないように対話できる良さがある一方で、相手が人間か機械か判断つかない問題が出てくる可能性があります。
たとえば「オレオレ詐欺」のような手口は今はまだ人間が直接電話をして行っていますが、今後機械がとって変わったらもっと賢く対応できちゃいそうで、そうなると人間は簡単に騙されそうで。。
知らない間に盗作
僕達はジェネレーティブAIがゼロから創造しているのか、どこかから情報を引っ張ってきているのか、わからないですよね。
世界中にある情報をベースにAIは創造しているように見えても、実は人間がすでに創造した何かに非常に近いものを生成している可能性もあります。
そうした場合、盗作の疑いや、著作権侵害などの問題にも発展してしまいかねません。
ChatGPTまとめ
ChatGPTについて色々と書いてきましたが、ここらへんでまとめたいと思います。
- ChatGPTとは自然言語処理分野における大規模言語モデル
- ChatGPTは前の世代から100倍進化してる
- ChatGPTがGoogle検索にとって変わる世界がやってくる
- 文書や文章の生成、分析、要約、翻訳が得意
- 多言語に対応している
- 音声システムと連携して最強の対話型AIになる
- 悪用されることも注意しなければいけない
ChatGPTは一過性の流行では終わらず、必ず人々に利用され続けるツールになると確信しています。
って話でした!