書評-フルライフ

書評

こんにちは!トモです。

今日紹介する本はフルライフです。

著者の石川喜樹さんを初めて知ったのはニュースピックスで落合さんと話されている動画でした。

その時は「幸福」についてのお話でしたが、めちゃめちゃ面白くて。

それで気になってずっとフォローしてたのですが、著書を読んでみようと思って読んだこのフルライフがまたとても面白かったので、書評として残しておきます。

要点は幸福な人生を生きるための時間戦略

この本の要点は、ズバリどうやって人生の時間を使えば、幸福に生きられるか、です。

つまり、どうやって生きることが幸福につながるのか、とも言えるとも思います。

その幸福に充実した人生のことをフルライフ、と著者は名付けています。

それでは早速中身に参りましょう。

フルライフとは後悔の少ない人生

著者の石川さん曰く、フルライフ(充実した人生)とは何かと考えた時に、それは後悔の少ない人生のこと、と定義しています。

確かに、もし自分が死ぬ時になって後悔がたくさん残っているよりは、少ない方が、より充実した人生だったと思えるとは思います。

では、この後悔が人生になぜ起きるのか、を石川さんは最初に分析しています。

後悔には二種類ある

後悔が起きる仕組みは二種類に分けられ、一つが選択する後悔、もう一つが総取りする後悔

つまり、人生は常に何かの選択と言える。

その中で、A or Bのどちらかを選択するというパターンと、A and Bのどちらも総取りするパターンの二つが考えられます。

どちらか一方を選択すると、どちらか一方を捨てることになるので、捨てた選択肢を選んだ時の人生がどうなったかという結果は一生分かり得ない、という後悔が生まれる。

また、総取りをした場合、人生のリソースは限られているので、全てに同じ分量のリソースはかけられず、リソースを分配することで、全てが中途半端になってしまう、という後悔が生まれる。

つまり、石川さんの到達した結論は、人生は選択でも総取りでも、どちらにしても後悔は必ず生まれる。

ならば、どの戦略で限られた(人生の)時間を使い、より後悔の少ない人生にするか、が大事だとおっしゃってます。

人生の時間を戦略的にどう使うべきか

人生の時間戦略こそがフルライフには大切。

後悔を少なくするため、どちらか一方を選択をするのか、全てを総取りするのかは、人それぞれでいいそうです。

ちなみに石川さんは総取りを選んだそう。

そして、時間戦略を取る上で後悔以外にもう一つ大切なことが、「信頼」を積み上げること。

人生とは、何かに向かって進んでいくこと。何かとは社会的に大きなインパクトを残すことであったり、社会的成功、目標達成、自己実現など。

そして、ここに到達するためには必ず信頼を積み上げなければならない。

石川さんが提唱するのは、人生を大きく三つの期間に分けて、それぞれの期間で取るべき戦略があると述べています。

それがハードワーク期、ブランディング期、そしてアチーブメント期の三つの期間です。

このそれぞれの期間でうまく信頼を積み上げていくことが、将来大きな目標達成、社会的成功につながる。

ハードワーク期

一番初めに訪れるのがハードワーク期。

そもそも、自分がどこの誰で何ができるのかなんて、誰にも知られないところから人生は始まります。

信頼を得るには、まずは何ができるのか、を明確にすること、知ってもらうこと。

そのために、専門性をグッと深めて、上の世代からの信頼を獲得するのが、このハードワーク期。

ブランディング期

専門性が深まり、スキルへの信頼が生まれたら、次に磨くべきは個人としての人間力。

スキルだけが磨かれても、人間力が乏しければ人して信頼してもらえない。

良く「あなたのことは信頼してないが、仕事は信用している」とか、逆に「あなたのことは信用しているけど、仕事は別」とか言いますよね。その人自身と、その人がこなす仕事自体は別物と考えた方が良い。

仕事ができたとしても、プライベートではいつも悪いことばかりしている人と一緒に仕事がしたいと思う人はいない。

人間力を高めて、同世代からの信頼を獲得するのが、このブランディング期。

アチーブメント期

そして、スキル、人間力の両方を磨いたら、次はそこに集まった仲間のスキルと人間力を磨く。

自分だけでなく、チーム全ての人のそれを高めることで、みんなが信頼し合うチームになれる。

これによって、次世代からの信頼を獲得することが、このアチーブメント期。

この強い信頼感こそが心理的安心感となってチーム全体を包んだとき、チームの生産性は爆上がりして、人生の目標達成、社会的成功が成し遂げられる。

このお互いへの信頼感こそが、ウェルビーイングそのもの。

ウェルビーイングの高い企業はウェルドゥーイング(生産性や収益性)が高い、ということがわかっているそうです。

人生において、限られた時間をどう使うか、そしてその中で信頼を積み上げていくことこそ、フルライフへの道、ということだそうです。

日常の時間戦略

ここからはおまけとして。

上で書いたのは、大きな人生の時間軸としての時間戦略。

小さな期間で見た時間戦略についても石川さんは言及してくれているので、そちらも記しておきたいと思います。

1日の時間戦略

ピークエンドの法則を取り入れる

小説や映画、スピーチ、なんでもそうですが、印象に残るのはピークとエンド部分。それ以外は案外記憶に残らないそうです。つまり、1日のピークとエンドを意識することが大切。

その日の終わりに一日を振り返って日記を書いてみる。特に良かったことを中心に。

人生というのは1日1日の積み重ねなので、良い1日が積み重なり、良い人生となる。

また仕事は挨拶とtodoの確認から始め、仕事終わりには次の日の計画をきちんとしてから帰る。

1週間の時間戦略

カレンダーは土曜始まりに

なぜカレンダーは月曜始まりなのか。それは産業社会になり、多くの人が工場勤務をするようになって、週休2日制とか、そういった共通規則があるから。農業の時代には曜日なんてあんまり関係なかった。

しかし、この月曜始まりでスケジュールを組んでいると、どうしても金曜には疲れが溜まっていて、土日を休養に当てて無駄に過ごしてしまうことが多い。

土日を有効に活用するためには、1週間を土曜日から始めると良い。そうすることで社会的時差ぼけをなくすことができる。

また、最初に自分でポジティブなスケジュールをカレンダーに入れてしまうのも一つの手。

ポジティブスケジュールとは自分が楽しくなれるイベントのことで、これをカレンダーに入れている人は、幸福度が高いと言われているそうです。

3〜10年の時間戦略

二段階の目標設定

何か目標を設定して達成するとき、達成できる人とそうでない人の大きな違いは何か。

それは能力でも努力でも環境でもなく、単純に達成できる人は目標の設定の仕方が上手、ということが挙げられるそうです。

目標の設定とそれに沿った計画を立てるのが上手いから、上手に目標達成できる。

そのポイントが二段階で目標を設定すること。

通常、目標を設定する際、現在の延長線上に目標を設定する。

そもそも、それより低いと目標にならない。しかし多くの人が陥っているのが、高すぎる設定をしてしまうこと。

上手な人は、最適な部分に目標設定をおく。

そしていざ計画を実行する際、途中で再び目標を設定し直すのです。

これをせずにズルズルと最初の設定通りに、目標を設定した時の延長線上を渡っていても、大きなことは成しえない。

人は常に成長しているもの。だから、途中で目標と計画、現在の自分の立ち位置をきちんと見直して、再度設定しなおす。これが重要だそうです。

って話でした!