書評-覚悟の磨き方

書評

こんにちは!トモです。

今日紹介する本は「覚悟の磨き方」

吉田松陰の思想が超訳された本です。

吉田松陰については僕が説明するまでもなく日本人なら誰しもが知っていると思います。

僕が、彼がすごいなといつも思うのは、彼が29歳でこの世を去ったということ。

たった29年の人生で没後数百年、何千万人に影響を与える人物になりえたというのがすごい。

それだけ若い時から、人生について、日本について、どうあるべきか考えて真剣に生きた人物だったんだと思う。

もちろんそれだけの才能と行動力を持ち合わせていたのも事実。

これはそんな吉田松陰がどう考え、どう生きた人物だったのかがわかる本になっています。

その中から、僕が少しピンときたところを今日は引用しています。

いくつか気になるようでしたら、一度本を手に取ってみてはいかがかと思います。

覚悟の磨き方

また会いたくなる人

毎日、少しずつ「いいこと」を積み重ねていると、本人も知らないうちに、身のこなし方が洗練されていき、顔とか背中から存在感があふれてくるものです。

どれだけ外見に気を付けたところで、この力に及ぶものはありません。

参照:覚悟の磨き方 p44

恥ずかしいこと

凡人は周りから浮いていることを恥じ、賢人は細かいことを気にする自分を恥じます。

凡人は外見が地味であることを恥じ、賢人は中身が伴っていないことを恥じます。

凡人は自分の評価が低いことを恥じ、賢人は自分の才能が使い切れていないことを恥じます。

本当の恥を知らない人間が、私は苦手です。

参照:覚悟の磨き方 p65

心を向ける先

うまくいっている人を見ると、気持ちが焦ってしまいます。ついている人を見ると、自分の運のなさに腹も立ちます。

でも、そんなものはめぐりあわせだから、気にしなくていいのです。

そんなことにかかわっている暇はありません。

一刻も早く、「自分が今やらなければならない、一番大事なことは何か?」をはっきりさせてください。

悩むべきは、そのことだけです。

参照:覚悟の磨き方 p67

何を優先し、何を後回しにすべきか

自分たちが描いたゴールに向かって、仲間と気持ちが一つになる。その空気が出来上がって、初めて、自分たちがすでに持っている能力や武器のすべてが、どれも貴重なものだということに気づくことができます。

ですから、仕事をする上で大切なのは、なによりも人間関係を作ることなんです。ほかのことは緩やかでもいいんです。

参照:覚悟の磨き方 p78

「他人事」の空気に呑まれない

「これからどうなっていくんだろう?」そういう主体性のない言い方をする人とは、かかわりあう価値がありません。

自分たちの運命を、まるで世間話か何かと勘違いしているようですから、「自分にできることは何だろう?」

自分が属しているものはすべて、自分自身の問題として向き合うべきです。ただ、むやみに「他人事のように語っていてはだめだ」と非難することもやめましょう。

それも世間話をしているのと、あまり変わりませんから。

参照:覚悟の磨き方 p79

いつでも死ねる生き方

あなたはあなた。

私は私です。

他人にはなんとでも言わせておきましょう。

私はできることなら、権力に屈したり、お金に心を動かされたりせず、ただ、あなたたちと一緒に一つのことを極めながら、その素晴らしい技術と真心をもって、士として恥ずかしくないよう、生き抜きたいと思います。

それさえ実現できるなら、いつ命を落とすことになっても、一向にかまいません。

「そんなのは現実的に無理だ」とあなたが言うのなら「無理ではなくて、まだ実現してないだけだ」と私は答えましょう。

参照:覚悟の磨き方 p86

リーダーを極める道

リーダを極める道は二つあります。

一つは知識の豊富な人や。才能のある人たちと交流すること。

もう一つは、世界中の様々な分野の本を読むことです。

ですが仕事が忙しくて、それほど多くの人に会ったり、本を読んだりする時間はないとおっしゃるならば、次の六つのことを習慣にしてみてはいかがでしょうか。

1.そもそもこの組織は「なんのために存在しているのか?」を考えること。

2.自分が与えられている役割の中で「もっとも重要な果たすべき責任は何か?」を考えること。

3.「この組織が大好きで、尽くしてくれる人」が成長できるチャンスを作ること。

4.「最近うまくいっている事例」を情報収集すること。

5.何者かが自分たちの領域を侵さぬよう、外の動静を見張ること。

6.いうでも、従業員とお客さんを愛すること。それを第一に考えること。

参照:覚悟の磨き方 p102

話し合いの本当の目的

人間同士、意見がぶつかってしまうと、つい相手を言い負かそうとしてしまうものです。

しかし「みんなにとって、どうなることが最善か」というポイントに向かうためであれば、自分の意見など気持ちよく取り下げるくらい、みんなのために生きてほしいものです。

参照:覚悟の磨き方 p105

心をつなぐ

チームのことを本気で心配するのなら、自分の意見を引っ込めてはいけません。大恥をかいたとしても、たとえクビになりそうだとしても、言わなければいけないと思ったことは、その場で言うのです。

参照:覚悟の磨き方 p106

本気の志

人類が誕生して以来、一つのことに本気で取り組んでいる人の姿を見て、心を動かさなかった人はいません。

参照:覚悟の磨き方 p120

無尽蔵に掘り出せるもの

自分のそとにあることは求めたからと言って、得られるものではありません。外にあることというのは、わかりやすく言うと、「お金持ちになる」「有名になる」「人脈ができる」みたいなことですが、これらは結局、得ようとして得られるものではありませんから、ここに心を尽くすのは馬鹿げています。

一方で、自分の内側にあるものは、求められれば、いくらでも得ることができます。

内側にあるものというのはーー

人を思いやる気持ち。

損得を考えずに、やるべきだと思うことをやる気持ち。

礼儀を守る気持ち。

知らなかったことを、知ろうとする気持ち。

仲間との約束を守ったり、本音を言い合ったりする気持ち。

これらの気持ちは、求めれば誰でも無限に手に入れることができます。そして求めれば求めるほど、自分と、自分を取り巻く世界のことが好きになるのです。

いくら費やしても、損はありません。

参照:覚悟の磨き方 p132

二種類の生き方

人の性格を大きく分けると二種類あって、「自分ややりたくないことはしない」という保守的な性格か、

「自分がやりたいことだけをやっていればいい」という自由な性格か、たいていどちらかに偏ります。

両者は本来、別のタイプの人間なんですが、中には、のんびりと心静かに、思うままに過ごし、あらゆる損得に眉一つ動かさない頑固者でありながら、いざというとき、思い切って冒険できる人がいます。

どうすればそんな人になれるのでしょうか。

学問ですよ。

それが、私が学問を究めたいと思う唯一にして最大の理由です。

参照:覚悟の磨き方 p168

長所を引き立てるために

知識にしても技術にしても、なるべく効率よく、多くを身につける方法を求めがちですが、そんなことに骨を折るよりも、自分の持っているものの中で、「ほかの人には簡単に真似できなもの」はなんであるのかを、よく見極めたほうがいいでしょう。それがあってこその知識や技術ですから。

参照:覚悟の磨き方 p188

学者と武士

わたしは学者でありたい。

私が理想とする「学」とは本を山ほど読んだり、自分の考えを広めたりすることではなく、自分の生き方を追求し、世の中の役に立つものを届けることです。

わたしは武士でありたい。

私が理想とする「武」とは、喧嘩の腕を磨いたり、権力を手に入れたりすることではなく、何に対して命を注ぐかを明確にし、その迷いを断ち切ることです。

参照:覚悟の磨き方 p191

集団の中で生きる

清廉。どんな人といても、自分を失わない。

協調。どんな人といても、その人に調子を合わせて楽しめる。

この清廉と協調というのは、バランスが難しいものです。清廉でいようとすれば、世界が広がらないし、協調ばかりしていると、自分を見失いやすい。

どっちがいいのでしょうか。正解はありません。

もし何かを学ぼうとするなら、清廉でも協調でも、自分の生き方に近い人物や本から学べばいいと思います。

ただ目指してほしいのは、他人の考えを尊重し認めながらも自分の考えは周囲に流されず、はっきりと述べることができる、そういう生き方です。

そういう生き方ができれば、そこが今あなたにとって、居心地の悪い場所だったとしても、やがて心ある人物を味方につけることができるはずです。

参照:覚悟の磨き方 p200

この世の仕組み

父は父らしく、妻は妻らしく、小箱らしく、先輩は先輩らしく、部下は部下らしく、みんなそれぞれ、自分の役割を務めてほしいです。

そうすれば、この世はもっと平和になるはずですから。

参照:覚悟の磨き方 p215

命の重さ

士の命は、山よりも重い。ときには、羽よりも軽い。

私が言いたいのは、士は問題じゃないということです。

なんのためにその命を使っているのか。ただそれだけが問題なんです。

参照:覚悟の磨き方 p231

祖先を想え

今のこと世界を残すために、自分の命を差し出した人たちがいます。彼らはなんおために命をささげようと考えたのでしょうか。

私たちは考えなければいけません。

今この世界は、彼らが思い望んだ未来になっているのでしょうか。その答えは、私たちの生き方でしめすしかありません。

さすがにできた人の言葉は深いし重い。時代が時代であるから、命の重さ、人生の生き方に対する態度も今とは全然違うなっていうのはわかります。

ただ、こういった思想を29歳で作り上げていたのがすごいですね。

吉田松陰の松下村塾には歴史に名の残る数々の偉人が門下生として学んでいた。

確かに、これだけ立派な人の話なら聞きたいと思う。

学校教育というのは、子供たちの自尊心を育て、また人生の生き方を教える大事な場だと思います。

才は別としても、教師というものは吉田松陰のような人物たるべきだと僕は思います。

って話でした!

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