こんにちは!トモです。
ずっと気になってた本。ようやく読みました。
DIE WITH ZERO.つまり「ゼロで死のう」
最初は遊びきって、お金を使い切って、楽しんで、全て捨ててから死のう、みたいなメッセージかなと思って読み始めましたけど、結構いいことがたくさん書いていました。
人生とは経験の積み重ね
今まで、人生とは「毎日」の積み重ねと考えていたけど、経験とは少し目から鱗でした。
ということは、人生を良いものにしたければ、良い経験を積めば積むほど、良い人生になる。
高価なものを集めても、一概に良い人生になると言えないのは、高価なものが良い経験になるとは限らないから。
なので、僕達は高価なものを買うことよりも、良い経験を積むことこそ、目指すべきなのだとわかります。
お金は何にでも必要
人生を生きるための根本的なエネルギーをライフエネルギーと呼ぶ。
ライフエネルギーがなければ、何もできない。ライフエネルギーの充実こそ大切。
ライフエネルギーがあるからこそ、経験ができる。
ただ、ライフエネルギーを充実させるにも、何かを経験するにも、そして物を買うのにも、全てにお金が必要になる。
しかしお金というリソースは余程の金持ちでない限り、限度がある。
だから、できる限り物に使うのを減らして、経験とライフエネルギーの充実にお金を使う方が良い。
経験は配当をくれる
老後になると、経験できることはどんどんと減っていく。
しかし、もし人生でたくさんの経験を積んでいれば、老後それらの経験、思い出に浸ることができる。
過去の経験や思い出は、思い出すだけで、懐かしさや良い気分といった心の配当をくれる。
しかも経験からの配当は年が経つにつれて効いてくる。
お金から価値を引き出す能力
お金には価格がついている。しかしそれが全ての人にとって同じ価値かどうかはまた別の話。
お金の価値というのは使う人のライフタイミングで変わるもの。
例えば、赤ん坊にとって100万円は全くの無価値だし、体が動かなくなった老人にとってもやはり支えなければお金には何の価値も生まれない。
お金は使うことができて、そして適正に使うことで、最大限の価値を引き出すことができる。
100万円で車を買うのか、どこかに寄付するのか、一年間旅をするのか、親に渡すのか、盛大なパーティーを開くのか。100万円でできることはたくさんあるが、自分にとって一番最適で、一番価値のある使い方は人それぞれ。
※ちなみに、著者は人生で一番お金の価値を引き出せるタイミングというのは25−35歳といっている。
僕も大学生(18−22歳)が一番時間にもお金にも余裕があって、適正な使い方ができるタイミングだと思っている。
遺産相続を考える
ゼロで死ぬ。お金を全て使い切ってから死ぬってことは、子供にも分けずに死ぬのか、なんて酷いんだと思う方がいるかもしれないが、もちろんそうではない。
子供にはすでに分け与えた上で自分の資産を計算して使い切ろうということ。
今はみんな寿命が伸びて、死んで遺産を相続する頃には子供たちも良い歳になっている。
良い歳とは、もちろんタイミングの良いという意味ではない。
50、60歳になってから遺産を相続しても、すでにお金から一番価値を引き出す能力が衰えている年代。タイミングとしては遅すぎる。
子供のことを真剣に考えるなら、子供が本当にそのお金が必要なタイミング、一番価値を引き出せるタイミングで渡してあげる方がよっぽど、自分にも、子供たちにもためになる。
正直、僕はこの本を読んで本当にそうだと思ったことがある。
元々物欲はなかったけど、僕は過去に三年半の世界バックパッカー旅を敢行したことがある。
お金もそこそこにかかったし、キャリアを捨てたりもした。本当にこんなことにお金と時間を注ぎ込んでいいのかな?って一瞬悩んだこともあるけど。
今は全く後悔してないし、していないどころかあのタイミングで旅に出た自分を褒めてあげたいと思っている。
毎年毎年、旅の思い出は薄れることなく、そこから思い出される懐かしい経験という配当は年々僕の心を豊かにしてくれている気もする。
特に今、コロナ禍で海外はおろか、近所もろくに散歩できなくなったけど。
そんな日々の中で、頭の中で旅を振り返ったり、写真やビデオを見返すだけで、本当に懐かしくなり、死ぬまでにやってよかったなと心から思っている。
これは本当に死ぬまで思い出すだろうなとも思う。
ゼロで死ぬ。人生を豊かにするためにはできる限り経験にお金を使う、そして使い切って、死のう。
サクッと読めましたが、良い本だったなと思います。
って話でした!
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