こんにちは!トモです。
これは昔から感じていたけども、最近さらに強く思うようになった。
「所有」の概念が変わりつつあるなって。
多分、断捨離が世間に浸透して、みんな物を所有する幸せよりも、もっと別の場所に幸せを見いだせるようになり、そこに移ろうとしているからだと思う。
なので、物を手放す速度が加速したした。
そこに、「売る」という選択肢が増えた。
これによって、「物を所有する」概念自体がなんだか変わってきたように感じています。
所有が減ったのは断捨離のため
テーマに書いた「所有が減り」というのは、完全に断捨離が浸透したせいだと思います。
※別にそれが良いのか悪いのかは人それぞれなので、「せい」と書くべきか「お陰で」と書くべきか悩みましたが、ここに深い意味はありません。Because ofくらいの中性的な意味で。
昔は物がない時代だった。だから物が増えていくことが生活に豊かさ、便利さがもたらされ、それが幸せに直結していた。
その習慣から、物を所有する=幸せという概念が長い間信仰されていたように思う。
経済が成熟しきって、大抵生活で必要な日常品は安く買えるようになって、とりあえず一通り揃ってる状態が普通になった。
すると次は、毎日所有物の中から選ぶことをしなければいけず、それが疲れる行為なんだってことに気づき始めた。
どの服を着るべきか。は典型的な例。
そのほかに、例えば本を読むか、漫画を読むか、映画を見るか、ネットサーフィンするか、ゲームするか。その時間に何をするかも選択肢が多ければ多いほどその中から選ばなくてはいけない。
これが疲れるってことに気づき、「実は選択肢が少ない方がいいのでは?」という気づきから生まれたのがミニマリズムなんだと僕は思っています。
そうして人々は断捨離をして物を減らすことで、本当に自分の大切な物だけを所有する生活の幸福感に移行し始めているように思います。
そして、まず初めに生活の中から所有「物」が減っていった。
購入後「売る」という選択肢が増えた
昔は物を購入した後の選択肢として、所有する、消費する、捨てるの3つのみだった。
タダで捨てるのはもったいない→だから所有しておく→物が増えてしまう。
しかし、そこに「売る」という選択肢が増えたことで、断捨離が一気に加速したように思います。
昔は古本屋さんに持っていっても本は1冊10円とかで買い叩かれたり。
服を古着屋に持っていっても1Kg10円で買い叩かれたり。マジです。笑
だからそれならみんな捨てるより所有することを選んでいた。
でも、例えばメルカリとかを使えば、本がもっと高く売れる。服ももっと高く売れる。
この値段なら手放していいって思えるから、手放せるようになってきた。
断捨離で所有物が減っていく段階から、次に売る選択肢ができたことで所有「期間」が減って(短くなって)いった。
そして売る手段が増えたことでもう人にはもう一つの選択肢が増えた。
それは買った物を綺麗に使うことだ。
もしかしたら高く売れるかもしれない。だから本は綺麗に読むし、服もできるだけ綺麗に着る。
買う前に売ることを考える時代になった。
となると、もはやこれは所有と言えるのだろうか?
お金を払って買いはしたものの、一定期間利用して最後に売ってお金が戻ってくる。実際に支払った額は売れた金額ー買った金額。
なら、その金額を払って一定期間レンタルしているようなものだなって感じるようになった。
多分これは僕だけじゃなく、多くの人がそういうマインドになってるんじゃないかなって思います。
それがテーマに書いた「レンタルが増えた」と感じた部分です。
買わずにシェアするという選択肢
断捨離は時のごとく、捨てる以外にも、断る、離れるがある。
捨てたり売ったりして物を出ていく方を増やしても、それと同じくらい買ったりもらったりしていては、物の総量は減らない。
買わずにシェアする、というのも昔から増えてきたサービスですよね。
カーシェアリングやシェアオフィス、シェアハウス。
これもシェアという選択肢が増えて、所有という概念自体が減った。
面白いのは、今コロナが増えたことで「シェア」が見つめ直されている。
シェアしたくないから、買う、所有する、ベクトルに向かう人も増えていたり。
だからやっぱり、所有の善悪やシェアの善悪はどっちがどうなのかはわからない。
サブスクリプション時代
後もう一つ現代に欠かせないものが、サブスクリプションサービス。
これは毎月一定の料金を支払って、決まったサービスを受けられるサービスのことを言います。
ネットフリックスとかやっぱり超便利で、あのラインナップで満足できるならレンタルショップ行かなくていいから、もはや所有がなくなりましたよね。(視聴デバイスの所有はあるか)
後、キンドルアンリミテッドも個人的にはかなり重宝している。
他にも、僕は利用していないけど、毎月プロのスタイリストがセットアップをコーディネートして送ってくれるサービスがあったりもするようです。
Minikuraってサービスを使えば、家に置いて置きたくない、でも保管しておかないといけない物を一定の大きさのダンボールに入れて送れば、月200円で保管してくれたり。
こういったサブスクサービスの利用も物やそれ以外の所有「方法」を変えましたよね。
まとめ
人々の心が「幸福」について考え直すようになり、断捨離の方に流れている。それによって所有物が減って所有期間も減った。
時代が進んでシェア、サブスク、売るという選択肢が増えたことで、そもそも所有すること自体も減り、物やサービスをレンタルすることが多くなった。
どれもこれも、技術が進化したから生まれたサービスであって、僕が子供の頃は実現不可能だった生活だと思います。
ミニマリズムが良いのか悪いのか、正解なのか不正解なのか、それは誰にもわかりませんが、絶対にしなければいけない!って考えるよりも、もし少し違和感を感じているなら、色々試してみて、自分が一番心地よいと感じるところで落ち着けばいいのかな?って僕は思います。
また、みんながこうして進化したサービスを利用することで生活を最適化させて、少しでも違和感が減り、少しでも幸福が増えた生活ができるようになればいいなって思います。
って話でした!