こんにちは!トモです。
僕は数年前にキンドルペーパーホワイトを購入しました。
それまでは、本は紙以外ありえない!って気持ちでずっと敬遠していたのですが、食わず嫌いもどうなのかと思って、試しに使ってから評価しようと思って買いました。
だからと言って全てキンドルに移行した訳でもなく、紙の本も買いながら同時に何冊かを並列読み。
そうして数年が経ち、実際キンドルはどうなのかを評価してみました。
キンドルを買うかどうか迷っている人の参考になればと思います。
1つ前の記事にKindleを使ってみてという記事も書いてます。そちらも参考にしてもらえれば。
さっそく結論を書きますが、キンドルは買って正解でした。笑
ただし、これはキンドルと紙の本をうまく使い分けた上での話。
どういうことかと言うと。キンドルと紙の本でお互いにメリットデメリットがあり、キンドルで読むべき本と紙で読むべき本が分かれます。(そのライン引きも人それぞれかと思いますが)
そうして、キンドルで読んだ方が良い本をキンドルで読んだ時、キンドルは絶大な利便性を発揮します。
キンドルと紙の本のメリットとデメリット
僕が感じるキンドルと紙の本それぞれメリットデメリットがあるので挙げてみました。
キンドルのメリット
サイズと重さが一定
キンドルは一度買ってしまえば、サイズも重さも変わりません。
電子書籍を買うか、本を自炊してキンドルで読むなら、この世のどんな大きな本、重い本もキンドルのサイズと重さに変換されます。
これは、僕にとってめちゃくちゃ便利でした。
最近、この効果で一番利便性を感じたのが、ダライラマ・心の育て方という本を読んだ時。
これはアマゾンで3000円くらいで売られている本で、買って自炊しました。
350ページ程あって、単行本の中でも大きくて重い。
これをわざわざ広げて読もうと思ったら結構辛い。
これがキンドルの大きさでサクッと読めたのは、かなり便利でした。
片手で読める
これも、キンドルの良さの一つかと思います。
本は必ず両手を使って読むので、両手が空いていなければ読めない。
けど、キンドルの場合、片手で持って指でスワイプすればページを繰ることができるので、片手で読めます。
満員電車の中でも、左手でつり革を掴みながら右手でキンドルが読めちゃうので、便利です。
紙の本より安い
キンドルで購入すれば紙の本の定価よりも少し安く購入できます。
また、アマゾンプライムやキンドルアンリミテッドに加入していると、制限はあるものの、結構最近でた有名な本なんかもタダで読めちゃいます。
本の置き場に困らない
僕は一年で約300冊くらい本を購入するのですが、そうなると定期的に本棚を購入する必要があり、また本が増える度に部屋が狭くなっていく。笑
キンドルの場合、この中に全て収まってくれるので、部屋も狭くなりません。
何冊でも持ち運べる
僕は結構数冊を同時に並列読みする派なので、一時期ひどい時はカバンの中に3冊とか本を入れて持ち運んでいました。これも場所を取るし、重いしだったんですけど、キンドルに変えたらこれ1つで済みます。
検索が圧倒的に早い
時たま、あの言葉どの本のどこに書いてたっけ?と思い返すことありませんか?
そんな時に、これかな〜と思った本を手にとってドッグイヤーや線を引いてるとこをくまなく探してみるけど、なかなか見当たらない。そんな経験ありませんか?僕にはあります。
が、キンドルはOCR検索ができるので、検索窓に探したい言葉を入力すると全ての本(もしくは指定した本)の中から目当ての言葉を全て抜粋してくれます。
何かを参照したい時など、めちゃくちゃ便利です。
しおり、線引き、メモできます
紙の本はドックイヤーしたり、線引いたりメモが書けるから便利と思っていましたが、実はキンドルもできます。
しかも自分がドックイヤーしたとこだけ後からざっと見返したらできるので、これも便利。
しかも自分がハイライトした部分(線を引いた部分)だけを抜粋してPDF形式にしてメールで送ることも可能。
これは本当に本当に便利です!僕はそうして読んだ本をPDFにしてiPadのGoodnoteに読書ノートとして溜めていて、時折読みかえしながらさらにPDFにメモを書き込む、といった使い方をしています。
目に優しい
これは紙の本との比較というよりは、タブレットとの比較?になるかも。
多分、自然光で紙の本で読んだ方が目には優しいので軍配としては紙の本にあがるとおもうけど、キンドルはタブレットと違い、バックライト方式ではないので、その部分に関しては目に優しい。
あまりスマホやパソコンを長時間見たくないって人も、キンドルはそれらタブレットとは表示の仕方が違うので、目に優しいです。
キンドルのデメリット
縦横無尽に本を読むことができない
つまり、パラパラ読めないってことです。
僕にとってデメリットとしてはこれが一番大きいですかね。
本屋さんなんかで、なんとなく気になった本をパラパラ〜ってしながら、気になった単語や文があれば、そこでページを止めて少し読む。
そういったパラパラ読みができない。
あれ?さっき何て書いてたっけ?って数ページ戻りたい時も、本だったらパラパラ〜って戻れるのに、キンドルは1ページずつ、戻る必要がある。
自炊作業に時間とお金がかかる
もし電子書籍で販売されているものなら特に関係ないのですが。
本棚を整理したい、電子書籍で売ってない本を自炊してキンドルで読みたいって時は自炊します。
僕は業者に頼んで50冊1万円でオーダーしていますが、機械さえ揃えれば自分でも自炊はできます。
ただ、それなりにお金と時間がかかる。。
自炊がうまくいかないことも
自炊した本の中では、イラストがうまく反映されなかったり、文字が大きく映ったり、ガタガタに表示されることがあります。(特に英語)
本がありすぎてどれ読むか悩む
キンドルは同時に数十冊運べちゃうので、さて、何を読もうかなって悩む。
紙の本だったらそれしか持っていかないから、それしか読むものがないので、困らない。
同期でしおりやメモが消えることも、、、
便利便利と言ってもやはりデジタル。機械は時たま不具合が起きるもの。
一生懸命しおりやメモを残していたのに、ある日突然残したデータが全て消えてまっさらな本になってることが!
起きたのは1回だけですが、ネットで調べると結構そういうこともあるみたい。
同期とかの設定で起きてしまうみたいですね。
デジタルに頼りすぎるのもよくない。アナログの良さもありますね。
風呂に持ち込めない
ツワモノなら風呂でキンドル読んでる人もいるかもしれませんが、僕はさすがに持ち込めないですね。
浴槽に落とすのも怖いけど、そもそも湿気とかいやだ。笑
風呂で本をよく読むんですが、そこはいつも紙の本を持っていきますね。
こうして見ると、メリットやはり多いな〜。
デメリットも、自炊した場合にちょっと不具合が見つかるけど、それ以外はそこまで問題はなさそう。
紙の本のメリット
ドッグイヤー、線引き、メモが楽
本をバンバン汚して読む人は、紙の方がボールペンでガシガシ書けるので、素早く線引きやメモできます。
キンドルだとどうしてもキーボードで打たないとだし、反応が少し遅かったりします。
縦横無尽に読める
長所と短所はコインの裏表のようなものなので、キンドルの短所は紙の本の長所であったりしますよね。
紙の本だとパラパラ〜って読めるので、読みたいと感じたとこにすぐアクセスできるし、ちょっと飛ばしたり、ちょっと戻ったりってのがとっても楽。
思い入れが生まれる
デジタルにしてしまえば、どんな本も冷たいデータに変換されてしまうけど。
紙の本で残しておけば、例えば中学2年生の時に学校の先生に読んでみてと渡された夏目漱石のこころが本棚にあると、その本を見る度に当時の感情や思い出まで一緒に思い出されます。
高校生の時はよくミステリー作家の乙一の本を読んでいたので、やはり乙一の本を目にすると、高校生の時、電車の中でこの本読んだな〜、あの時こんなんだったな〜とか、しみじみと。
物としての存在は紙の本ならではですね。
キンドルより持ち運び便利なものも
文庫本の中には、キンドルよりもコンパクトなものもあります。
そういった本は、文庫本で持ち運ぶ方が便利。
売れる
紙の本のままなら、古本屋さんに持って行って売ることも可能。
メルカリなんかを使えば、買った時の価格で売れちゃうこともしばしば。
売ることまで考えて変えば、読書の費用はグンと抑えられます。
貸し借り可能
友達によかった本とか紹介したいですよね。笑
僕も職場の人によく本を貸したりします。
それも物として存在している本だからできること。
風呂に持ち込める
これも上で書きましたが、やはりデジタルのキンドルは持ち込みたくない。
本は湿気で多少曲がったりするけど、許容範囲内なので持ってきます。
紙の本のデメリット
読める場所が限られることも
通勤電車の中で本を読みたい時に、満員電車だとどうしても大きな単行本などは出しにくい。
そもそも持ち運ぶの重いし、大きいと読むの疲れる。
キンドルを買うまでは、移動は小さい文庫本、家では大きな単行本とか分けて読んでいました。
湿気に弱い
や、上で書いてることと矛盾してるやんって突っ込まないでね。笑
風呂で湿気た程度なら許せるんです。
が、一度冬に室内に加湿器を置いて湿度50%に設定して寝たことがあるんですが、次の日起きたら本が湿気でやられてて。。。
かなり悲しかった思い出が残っているので、紙の本のデメメリットというか、個人的なデメリット?として。
場所をとる
どんどん本が増えて行くと、場所もとるし、それに伴って本棚の費用もかかる。
売ったりもするんですが、売りに行くのも労力がいるし。
で結局メルカリとか、バリューブックス、ブックオフの宅配してくれる古本買取を利用するのですが。
メルカリは売れるまで結局手元に残る。
宅配古本買取はすぐ手放せるけど、非常に安く買い叩かれる。
ざっとこんなものでしょうか。
で、結局キンドルで読むべき本と紙の本で読むべき本どう分けるのか。
これは個人的な好みも分かれると思うので、あくまで僕の判断基準として。
キンドルで読むべき本
- 大きくて重たい単行本
- あとで参照するだろう本
- 紙の本として手元に残さなくてよい本
- 紙の本として高く再販できない本
- 小説
紙の本で読むべき本
- キンドルよりもコンパクトな文庫本
- 再販できる希少本
- ガシガシ書き込みたいビジネス書
- 思い入れのある本
- 参考書など縦横無尽にページを飛びながら読む本
こんな感じでしょうか?
僕も使う前までは、キンドルなんて、電子書籍なんて、絶対紙が良い!って感じてたんですけど。
使い始めたら、その便利さに感動しています。
ここ数年で買ったものの中でもかなり上位に位置するくらい買ってよかった買い物。
出かける時に、今日はなんの本持って行こうって悩まず、とりあえずカバンにキンドルをポンと放り投げておいて、あとでキンドルの中から探したりできる。
どんなに大きくて重たい本も片手で読めちゃうし、持ち運びも楽。
便利な世の中になったものですね。
なので、キンドルって結局どうなん?って思いながら悩んでいる人がいるなら、僕はとりあえず買って使ってみたら?っておすすめします。
そうして、もし微妙だったなら売っちゃえばいい。笑
とにかく1万6千円でこんなに便利になるなら、コスパかなりいいですよ。
って話でした!
ちなみに、僕もキンドルで旅の本を出版しています。キンドルユーザーの方は読んでみてください!↓↓↓