僕が完璧主義をやめた理由

人生論

こんにちは!トモです。

僕は結構長い間ずっと完璧主義者でした。今は脱完璧主義者を実践中です。

昔から、予定された集合場所には必ず時間前に行きたいから、時刻表とにらめっこして綿密に予定を組んだり。

ひどいときには、予行でその場所を先に訪れて、当日スムーズに行けるようにしておいたり。

ノート(ルーズリーフ)の字は一字でも間違えたら、そのノート丸々書き直したり。

本や物は必ず元も場所に戻す。ルーティンワークは決して崩さない。etc…

挙げたらきりがないほどいつも完璧にしようとしていました。

僕は人よりも強いA型なのかなって勝手に思ってる。

なぜそれほどまで完璧主義者だった僕が完璧主義をやめようと思ったのかについて書きます。

準備に時間をかけるのは無駄

物事の遂行を完璧にしようとすると、どうしても準備に時間がかかることに気付きました。それもかかりすぎる程に。

時間の大切さを感じ始めた今は、準備に時間をかけすぎることに違和感を感じています。

  • もしAプランがうまくいかなかったらの為にBプランも計画しておこう。
  • もっとコストを抑えられる所がないか洗いなおそう。
  • 一見見た目はよさそうだけど、もう少し違うパターンも作ってみて、比較してみよう。

完璧主義者の人がよくやりがちな準備段階の無駄を挙げてみました。

こんなこと考えだしたらきりがないんですよね。

この底なし沼に足が埋まって抜け出せなくなっている完璧主義者をよく見かけます。

準備に時間をかけるよりも、実行することを重要視するようにしました。

走りながらも考えられる

新しい情報がめまぐるしい速さで世界中を駆け巡り、色んなものがとてつもないスピードで変化している今の時代に、時間をかけることはリスクであったり、コストであったりします。

それよりも、とりあえず実行、ローンチしてみて、結果からフィードバックしたり、止まって考えきってからスタートするのではなく、とりあえずスタートして、歩きながら考える方が、効率が良いということに気付きました。

いくら完璧なプランを考え抜いても不測の事態というのは起きるもの。

結局そこで全ての計画が水の泡に消えてなくなることもあり得る。

そんな時、完璧にプランを練り上げていた時間もお金も労力も全てが一瞬で無駄になります。

もちろんある程度の骨組みは必要だけど、とりあえず6~7割見込みがついたらスタートを切ってみて良いのではと思います。

そうして、走りながら後の3割を詰める。変えなければならないところは変えていく。その方がフレキシブルに対応できるように思います。

誰も完璧なんか求めていない

例えば、ある土地にホテルがあればいいと沢山の人が考えたとします。

需要があるのだからホテルを建設すれば成功します。

完璧主義者の人がいつも冒す同じ過ちはここで、完璧なホテルを建設しようとすることです。

ホテルの部屋数、ベッド数、部屋割り、デザイン、設計、予算、宿泊プラン、サービス類、業務を委託する会社選び、用意する備品などなど。

計画を練るのに数年も費やし、いざ施工にかかった時には環境も変わってホテルの需要がなくなっているかもしれません。

沢山の人が求めていたのは、宿泊できる清潔な部屋と建物、温かいシャワーとWi-Fi、フレンドリーな接客で十分だったと思います。

そして何よりも重要なのは、彼らが求めていたのはそれがあればいいと考えていたことです。

成功する人は、とりあえず施工にかかる。かかりながら部屋割りやベッド数を考え、宿泊料金などの設定を行う。

ホテルが建って実際にお客さんが宿泊しだしたら、そこから生の声を聴いて、必要なサービスや備品を揃える。

やっぱりその方が、素早く需要を満たし、フレキシブルに要望に対応できるので、結局はこちらの方が満足いくサービスになるのだと思います。

いつまでも準備運動を念入りにしたところで、走り出さないとゴールテープは切れないと思うようになりました。

人生はそんなに長くはない

最近、あなたは時間の流れが早く感じますか、それとも遅く感じますか?

アインシュタインの相対性理論では、時間の長さって個人個人長さが違うらしい。

1秒とか1分とか時間の長さを決めたのは人間だけど、その絶対時間の中に人間が生きているのではなくて、一人ひとりの人間の中に時間が生きている。

だから好きな事に集中していたり、好きな人と一緒に過ごす時間は早く感じるし、苦手な事をしないといけない時間や、つまらない時は時間が長く感じる。

それともう一つ。子供の頃はあんなに時間が長く感じたのに、大人になるとあっという間に1日が終わったように感じるあれ。

あれは、子供の頃って毎日新しいことの発見があって、色んな初めての経験をするから時間が長く感じるらしい。

大人になると、大抵同じような毎日の繰り返しだったり、それこそ仕事に忙殺されたりして、時間はあっという間に過ぎていくように感じるらしい。

ちょっと話がズレてしまいました。

僕は大学生の頃、時間は無限にあるように感じていました。本当に使っても使っても使いきれない程。

今思い返すと、かなり時間を無駄に浪費していたなぁと思います。

社会人になってから休日がなくなり、昼休みの時間さえろくに取れなくなって初めて時間の貴重さに気付きました。

旅をしていた3年半は流石に今思い返しても長く感じますが、日本に帰ってきてもうすぐ5年経つけど、本当あっという間って感じ。

何した?て思い返しても、そんなに大したことしてこなかったような。。。何も学んでいませんね。笑

もしかして僕の人生は60歳で終わってしまうかもしれない。そう考えたらもう人生の時間の2分の1、半分を使い切ってしまったことになります!

何が言いたいかというと、今このブログを読んでくれている方が20代にせよ40代にせよ、あなたの残りの人生はそんなに長くないということ。

残りの人生、完璧を詰める無駄なことに使っている時間は一切ありません。

決して完璧を求めて無駄に時間を浪費しないようにしましょう。

パレート曲線で考える

例えば、仕事をする上でやらなければならないことが100個あるとします。

100個やり切れば勿論「完璧」です。

では、100個全部やり切れるかというと、当然相当の時間が必要な訳で現実的ではない。

そこでどうするか。この100個のやらなければならないことを重要度で分けます。

Aのタスク 本当にやらないといけない。

Bのタスク できるならやっておいたほうが良い。

Cのタスク やれれば良いが、やらなくてもさほど問題はない。

限られた仕事の時間の中でやらなければならないことはA→B→Cの順番です。

しかも、Aをやり切れば大体80%の結果を得られるでしょう。さらにBをやり切れば90%、最後にCまでやり切って100%。

こうして見てみると、Cまでやり切るのには相当時間がかかる上、効果はそこまで見込めない。逆にAをやり切るだけで全体の80%の結果が残る。

短時間で結果を残している人は、必ずAのタスクばかりやっている人です。

仕事の重要度をタスク別に考えずにA→C→C→A→Bと思いついたままにこなしている人は、仕事にかけた時間に対してあまり結果が出ません。

ここでも完璧は捨てて、短時間でAのタスクだけを集中してこなすことで大きなパフォーマンスはあげられます。

思い切ってBとCを切ってしまう。あまり効果のあがらないBとCにかかりきる時間の方が無駄です。

時間は命

人生は有限で短い。できることは限られています。

やる必要のないことをやっている時間はありません。

完璧を追及するための無駄な時間もありません。

もし、あなたがそれでも綺麗にノートを書ききろうとしたり、つまらない本を一度手を付けたからと最後まで読み切ろうとしたり、そういった完璧を目指した無駄な習慣から抜けきれないのなら、こう問いただしてみてください。

「今自分がやっていること、やろうとしていることは、果たして自分の命を捧げるだけの価値があることか」

なぜ人生が有限なのか、それは人間はいつか死ぬからです。

あなたが生きている間しか時間はありません。

と考えると人生(命)=時間なのです。

あなたの時間の使い方は命の使い方といえます。

時間を粗末にすることは命を粗末にしているようなもの。

今一度このことについて深く考えてみてください。

そして時間(命)を無駄にせず有効に使う習慣を目指してほしいです。

えらそうに言ってますが、僕もまだまだできていません。

この世に完璧はない

完璧主義は時間の無駄だと考え始めてから、僕はすぐに実行することに重きを置くようになりました。

実行してから考える、変える、対策する。そうした方が結局はうまくいってます。

こうして完璧主義をやめて僕が辿り着いた答えは、

そもそも、この世に完璧なんてないのだから、完璧を求めることがそもそもナンセンスなのだ

ということです。

ある本で読んた言葉に、こんな言葉がありました。

Progress not perfection.

(完璧でなくていいから前進しろ)

自由人の高橋歩さんも、

足踏みしてても靴底は減るぜ

と言ってます。

完璧を求めると言うことはスタートを切らないということ。

完璧が重要なのではなくて、スタートを切ることが重要。

ならば、スタートを切るためには完璧を捨てる必要がある。

もし、何かをしようと思いながらも迷ってまだ行動に移せていない人は、

明日、もしくは今日、今少しでも動いてみてはいかがでしょうか?

ちなみに、僕は個人的に電子書籍で旅の本を出版しています。

これも「完璧主義」をやめた結果出版ができたと思ってます。

昔だったら、良い文を書けてるかな、この構成大丈夫かなって永遠に悩んで、永遠に出版できなかったと思う。笑

でも、完璧な本を目指す前に出版を目指そう!と頭を切り替えられたことで出版できました。

よかったら読んでください。完璧を捨て去った本です。笑↓↓↓

まとめ


完璧を求めるのは時間の無駄

誰も完璧は求めていない

完璧を目指すこと=いつまでもスタートを切らないこと

まずはスタートを切って歩き出すこと、それから考えて軌道修正する

残りの人生はそんなに長くないということ

短時間で重要な事だけ集中してやる、残りのことはどうでもよいと割り切る

時間の使い方は命の使い方

って話でした!

Kindleで旅の本を出版しています。Kindleユーザーの方は是非読んでみてください!↓↓↓

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