なぜ自分の好きや得意を仕事にした方がいいのか

仕事

こんにちは!トモです。

このブログは主に、人生の黄金時間に当たる大学生活を送られている方に向けて、自分自身が大学生の時に知っていたら嬉しかったな的な知識を発信しています。

3年半バックパッカーで世界を旅した経験と今まで3千冊以上の本を読んで学んだことをベースに記事を書いています。

もしかしたらまだこの時期(1月)でも就活を続けている学生さんもいらっしゃるかもしれません。

仕事選びは人生でかなり重要な決断になると思うので、どの仕事が自分に向いてるのか、どの会社に入ればいいのか、結構悩んでる方も多いのではないでしょうか。

僕自身、大学三年生になって、そろそろ就活を考えないとってなった時に「あれ?自分は何が好きなんだろう、何を仕事にしたいんだろう、どの会社が合っているんだろう」と、色々急に考えないといけないことがたくさん頭の中に湧いてきたのを覚えてます。これで人生が決まっちゃうって考えると、そう考えれば考えるほど、最適な答えがわからなくなってしまったことがあります。

幸い自分は結構楽天家で、そんなに思い詰めたり悩み込んだりはしなかったのですが。一応、社会人の先輩としてアドバイスできるとすれば、人生最初の就職が全てじゃないよってこと。

実際僕自身、最初に就職した企業は2年で辞めちゃいました。しかもその後転職するんじゃなくて、三年半世界をバックパッカーして旅しました。笑

そんで帰ってきてから、旅で好きになったゲストハウスに再就職しました。もちろん、自分の場合は王道のキャリアと呼ばれるものは人生で捨てちゃったのですが。でもその代わりに人生でかけがえの無い世界一周という夢を達成したので、自分はいつ死んでも後悔しないという気持ちを手に入れました。笑

また、昔は企業戦士のように朝5時に自動的に起きて会社に向かい、夜21時過ぎに帰宅22時には翌日のために寝る。

こんな生活をほぼ毎日送っていて、ある時ふと「自分の人生はどこにあるんだろう?」って思ったことがあります。

仕事のためだけに人生の全ての時間を消費しているような感覚。自分の人生を生きてる感覚もなく、あの時は幸福を感じられる瞬間はあったのだろうかと、今思い返しても思い出せません。笑 (仕事自体は楽しくやってたんですけどね。とにかくハードでした)

自分の時間は一日10分本を読む時間くらい。お金も使う時間がないから銀行口座に数字が貯まっていくだけ。とにかく、人生で仕事以外何にもする時間がない、そんな毎日を過ごしてました。

※休日はありましたが、休日でもいろんなところから電話がかかってきたり(大人になったらわかります笑)、とにかく体と頭が疲れすぎていて、一日ほとんど何もできずに終わる、そんな休日が月に5、6日。

もちろん社会人の全てが全てこんな生活を送ってるわけではありません。しかし、こういう現実が待っている可能性も事実だよってことを知っておいて欲しかったので、赤裸々に書きました。

そこで、ようやく本題に入らせていただきます。結局、最近気づいたのは、仕事は好きなこと得意なことをした方がいいんじゃないかってことです。今日はそのことについて書きたいと思います。

結局、自分はどういう仕事につくべきなのか

僕はこの歳になって、色々と経験して、やっぱり思うのは自分の好きなことや得意なことを仕事に選ぶべきだということです。

人生100年時代と言われるこれからの時代。日本だけで考えると、一旦ベーシックインカムやAI、ロボティクス、オートメーション、外国人労働者の受け入れ、などをとっぱらって考えると、人口減少と経済低迷を続けている日本では、人生における労働期間が更に長くなっていくことが予想されます。

そう考えると、単純にもし嫌いなことや好きで無いこと、苦手なことを仕事にしたとして、果たして四十年、五十年それを続けていられるかということです。人生というものはそんな苦行の連続では無いはず。と僕は考えています。

しかも仕事に関して言えば、それは自分で選んだ道なのですから、もしそんな苦行を五十年間続く人生を歩むということは、自分で自分に五十年苦行の刑を科しているのと同じことではないでしょうか。それはかわいそうです。

人生全体における仕事が占める割合時間は約4分の1(25%)。その仕事時間が苦行であり続けるということは人生の4分の1が不幸ということになります。

充実した人生とは、いかに充実した時間を多く過ごしたかで決まります。人生の4分の1が不幸な人生で充実した人生を送れたと感じることは難しいようにも思います。こういうことを考えても、仕事というのは人生に大きな影響を与えるものなので、適当に決めるべきではない。

真剣に考え抜いて決めるべきである。更に言えば、できることなら、自分の好きや得意を仕事にできた方が人生全体で見てもプラスになる。そう言えると思います。

好きや得意の土台には「興味」の有無がある

幸い現代は多くの人が職業を選べる時代になり、自分の適性を調べる検査や書籍も数多く存在します。自分の人生を振り返って、自分はこれが好きだろう、得意かもしれないということは比較的簡単に見つけられるようになったと思います。

あえて僕がこういうメソッドがあるよなんてことはここでは書きませんが。一つ僕が思うに、好きなことや得意なことというのは、その土台、前提として「自分の興味があること」が好きや得意に繋がるんじゃないかって思います。

そして興味があること(好きや得意)を仕事にすべき理由は、これまた僕の大好きな「ホルモン」を使っても説明できるので、次にその図を紹介したいと思います。

興味あることを仕事にするべき理由

まずはこの図を見てください。

 

これは興味あることを仕事にした場合です。興味ある、楽しいことというのは、なぜ楽しいと思えるのか。それは脳内でドーパミンが生成されているから。

ドーパミンは覚醒物質で興奮を引き起こします。※素人がわかりやすく説明するために用いている言葉なので、専門的には誤りがある可能性があります

そうすると、集中力も増し、やる気も上がって、もっとやりたい!と思う。集中力があがれば、時間の密度が濃くなり、生産性も向上する。生産性が向上するとそれは評価やお金といった形でフィードバックとして返ってくる。認められると自己肯定感アップに繋がり、承認欲求も満たされます。給料が上がると、それも間接的にやる気に繋がりますよね。そうすると、興味あることに更に興味が湧いてくる。もっと好きになり、もっと得意になる。

こうして興味あることをすると好循環のポジティブフィードバックループが生まれる

興味ないことを仕事にすると何が起きるか

 

逆に興味の無いこと(好きじゃない、得意じゃない、つまらない)を仕事にした場合どうなるのか。

興味ないことをしていると脳内でコルチゾールが生成されます。コルチゾールはストレスの原因になるもの。

これは逆にいうと、つまらないものには覚醒物質のドーパミンが出ないので、集中力もやる気も生まれない。逆に眠たくなる。そうすると時間密度は薄くなり、生産性は低下する。生産性が低下すると評価やお金というフィードバックにもつながらないので、更にやる気は上がらず、興味は更に削がれる。

日本人が陥ってる負のループ

上の説明だけでも十分なのですが、日本人はOECDの中で労働時間ワースト1位

それでいて一人当たりの生産性は非常に低く、経済成長も、、していない。そんな日本人の労働環境が陥ってる負のループがこちらなのだと思います。

 

やりたくない仕事、楽しくない仕事をすることでコルチゾールが生まれ、ストレスになる。ストレスがあると生産性は低下する。生産性が低下すると成果物を出すために長時間労働に陥る。長時間労働すると、1日の時間は限られているので、必然的にその日の睡眠時間が削られ、休日出勤が生まれる。休息も休日も取れない、自分の落ち着く時間がないことは不調や更なるストレスにつながる。楽しくない仕事はこうした悪循環、ネガティブフィードバックループを作り出します

日本の場合、評価や給料は決して自分の成果物に対して100パーセント相関するかというとそうではないこともあります。。海外と違って。だからこの図の説明が必ずしも絶対こうなるというものではないかもしれませんが。

それでも理論的に言えばやはり、興味あることをすれば、ドーパミンが出て、集中力とやる気に繋がり、生産性は高くなるので、良い結果が見込まれ、良い結果が更に自分の興味を駆り立てる。こうした好循環が成立すると言えると思うし、逆も然りだと思う。

なので、仕事を選ぶ時はやはり自分の興味が持てること(好きや得意)を仕事に選んだ方が、少なくとも自分が嫌いなことや苦手なことを仕事にするよりは良いと思います。

しかし、そうは言っても人生の選択肢はそれほど単純で簡単ではありません。環境的に仕方なく嫌なこと、苦手なこと、興味のないことをしなければならない環境は必ずあります。

どうしても自分が嫌いなことや苦手なことしかできない環境になったとしたら、その環境で落ち着くのではなく、自分のプライベート時間などを利用して、好きや得意の芽を伸ばしておくことも重要かと思います

自分のプライベート時間を利用して好きや得意の芽を伸ばしておくべき理由は3つ

理由①嫌いなことや苦手なことを50年以上続けて生きていくなんて辛い

1つ目の理由は単純明快ですね。人生は苦行ではない。(と僕は考えています)上でも書きましたが、50年間も嫌なことをやり続けなければならない人生なんて、、大変。しかもそれは大きな確率としてネガティブフィードバックループしか生まないということも見えています。

その結果が見えているなら、やはりどこかのタイミングでその環境を脱する必要がある。どこかのタイミングでその嫌い、苦手な仕事を好きや得意な仕事に変えられるタイミングがあれば、変えたほうがいい。

それは転職なのかもしれないし、独立なのかもしれないし、もしかしたら会社内での部署異動かもしれない。その日のためにプライベート時間でコツコツささやかにでも芽を伸ばしておく訓練をしておいた方が良い。

人が好きや得意なことを仕事にせず、嫌いや苦手なことを仕事に選ぶのは、後者が簡単に安定した給料を得られるのに対して、前者は難解で不安定な給料しか得られないからなのだと思います。

誰だって人生は安定していた方が不安は少ないし、人生設計が立てやすい。だから安定を選ぶのだろうけど。しかし、安定のその先に膨大なストレスがあったとしたら、そのストレスに日々静かに少しづつ殺されかけていることにも気づかなければならない。

理由②人生は壊れやすいものだから

たとえ、嫌なことを続けることができたとしても、それが永遠に続く保証はどこにもありません。人生には思いもよらないアクシデントが起きるもの。環境は急に変化することもある。

そうした時に、たとえばその仕事1本で生きてきた場合、その仕事がなくなったら、他にできることがなくなってしまうかもしれない。そういう場面のことを考えても、リスクヘッジは常にしておいた方が良さそう。どうせするなら、好きなこと得意なことでしてもいいんじゃない?っていうのが僕の持論です。

理由③いつかは引退するよ?その後何するの?

人生100年時代、働く期間が長くなるかもしれませんが、いつかは必ず引退する日が来ます。そうした後、やはり今までやっていた仕事がなくなって、さて何をして生きていけばいいのだろうと露頭に迷う人は多いとよく聞きますよね。

そうした時でも、自分のプライベート時間でコツコツと行っていた好きなこと得意なことを、仕事を引退した後は人生の大いなる目的にしてもいいだろうし、ささやかな趣味として続けていける。人生における喪失感はなくて済む。

長い人生をどう生きるか

人は何かを変えることを恐れるようにできています。現状を維持したいと考える傾向にある。でも、ネガティブフィードバックループな人生にゆっくりと人生の貴重な時間を殺されないように、今やっていること、これから始めることをしっかりと見極めて、できるだけ人生を好循環に向かわせてくれる選択ができたらいいんじゃないかなって思います。

なんだかとても偉そうな内容になって申し訳ないのですが、これは自分自身にも言い聞かせるべきこととして、今日はアウトプットしました。そう、自分もまだまだできてません!

ぜひ、この記事を読んでくださった皆さんと、僕自身、みんなで好循環な人生を作っていけたら、それだけで社会は良くなるような気もしています。

って話でした!

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