こんにちは!トモです。
このブログは主に、人生の黄金時間に当たる大学生活を送られている方に向けて、自分自身が大学生の時に知っていたら嬉しかったな的な知識を発信しています。
3年半バックパッカーで世界を旅した経験と今まで3千冊以上の本を読んで学んだことをベースに記事を書いています。
突然ですが、皆さんはノートやメモに何を使ってますか?
僕はいわゆるメモ魔タイプで、毎日何かしらメモをしているので、やたらとノートやメモ帳を使います。
メモを書く理由は単純で、何か情報を得たり、アイデアが浮かんでも、自分が思っているよりもはるかに簡単に忘れてしまうってことを知っているのでどこかに残しておきたいのと、
あまりにもたくさんのことを頭に思い浮かべていると、パソコンのキャッシュのようにそれが積み重なって脳の駆動が遅くなってしまうので、ちょうどUSBにデータを保存してパソコンの容量を空けるように、
メモをすることで、脳みその外部に情報を保管して脳を空けておきたいからです。
ビルゲイツがそう言うなら納得ですが、僕が言っても笑っちゃう内容ですけどね。笑
君の脳がどれほど動いてるのかね、と。笑
しかし、よくメモを取る人ならわかってくれると思いますが、
メモってどこに書いたのか、何を書いたのか、いつ書いたのか、大事な時に思い出せなかったりします。
アナログメモのデジタルと違う一番の欠点は検索性に乏しいという点。
結局何にどのように書いて、どうして保管すれば、後から検索もできて、上手にメモを活用できるのか。
かれこれ15年以上の試行錯誤をしながらたどり着いた自分なりのメモ術を一旦今日は記録に残しておこうと思います。
iPadによるノートの一元化は一旦やめた
実は、以前こんな記事を書いています。
iPad、いや、iPadで使える「Goodnote」こそがこの世で最も神アプリだと僕は考えています。笑
あまりにも便利すぎて、上手に使いこなせれば、このアプリだけで全ての情報管理ができる。
何を隠そう、僕がiPadを買った理由はGoodnoteを使うため。
このアプリ1つ使うためだけにン十万円支払った。
でも、言っておきます。元をとってお釣りがくるほど、このアプリから得られた恩恵は凄まじい。。
そこまで言うなら、もうノート術もメモ術も完成しているじゃないかって話ですよね。
でも今は結局、iPadによるノートの一元化はやめて、アナログの紙も利用するようにしています。
むしろ、アナログの方が多い。
なので、情報のアップデートも兼ねて今日の記事は書いています。
iPadノート一元化をやめた理由①
iPadはでかい。
僕はiPad Airを使ってますが、11インチあります。キーボードもつけるとそこそこの大きさと重さ。
iPadとペンシルさえ持ち歩けば、どこでもメモ、ノート、いかなる情報も整理してデジタルで残せるし、後で検索もできるのでハイパー便利なのですが、唯一にして最大の欠点がデカくて重いということ。笑
例えば、散歩している最中に何か頭の中で考えたことがあったとして、すぐに書き残したい時、
iPadは流石に持ち歩けないですよね。
小さなサコッシュ1つでお出かけしている最中に何か書きたいと思った時、iPadは入れてられない。
情報の保管や管理・整理・検索の面でiPadとGoodnoteはずば抜けて優秀ですが、
記録する際、それもノートではなくメモのような簡単な走り書きをしたい場合、大きいことと重いことは機動性の邪魔をします。
メモと言っても書いて記録する、保管する、整理する、検索するなど色んな性質があります。
それらをiPad1つで一元化するのは僕の生活スタイルには合わないと気付いたんです。
iPadノート一元化をやめた理由②
デジタルが辛い。
これは単純に個人的な問題ですが、自分はかなり深刻なドライアイを持っているので、
できるだけデジタルからは離れた生活が好ましい。
ただでさえ仕事ではパソコンを使い、プライベートでも書き物が多いのでiPadが手放せず、
また本も好きなのでよくKindleを読むし、ニュースはスマホからだし。
そんな生活の中で、日々のメモやノートまでデジタル化すると、目をさらに酷使することになる。
実際に、iPad生活はかなりの便益をもたらしてくれた一方で、今まで以上に目の疲れを感じることが増えたのも事実です。
なので、デジタルとの程よい距離を保ためにも、紙のノート、メモを愛用しています。
iPadノート一元化をやめた理由③
紙とペンと手を使うことで脳を動かす。
メモをキーボードで打ち込めば、異常な速さで書き残すことができます。
なので、ある程度まとまったことを忘れないうちに書き残したい時は、僕もキーボードを使います。
しかしキーボードを使って何かを書き残すのと、紙とペンを使って手書きで書き残すのとでは、多分後者の方が記憶に残りやすい。
それはキーボードを使って入力するのがちょうどコピペのような作業に似ているからなのだと思います。
誰かの話を聞きながらキーボードを打つ。一見便利で早く書記できるけど、それは耳から入った言葉を言語に変換してキーボードで残しているだけ。実は聞いたことは何一つ頭を通ってない。(と僕は思ってます!笑)
それに比べて、紙とペンを使う行為は、紙という制限の中で、どこから書くか、(聞いたことの中で)何を書くか、どんな風に書くか、色々頭を使いながら考えて書く。
この行為がメモと頭をつなげる行為になるんじゃないかなって思います。
なので、デジタルは便利だけど、デジタルばかりに頼りすぎると、頭を使わなくなる恐れがあるなと思って、僕はあえて紙とペンを使うようにしています。
アナログノートの限界
僕のノート、メモ人生は大学生の頃に読んだこの本から始まります。
人生で出会う全ての情報を1冊のノートにまとめろと著者は言います。
簡単に言うと、あれこれたくさんノートを使うんじゃなくて、1冊に一元化して、全ての情報をそこに放り込んで、後で検索できるようにすれば良いというのが趣旨です。
この概念こそ現在のエバーノートですよね。※まだエバーノートが生まれる前のアナログ時代のお話。
僕はそれまで本を読んだら読書ノートくらいはつけてましたが、それ以外に何か情報を書き残して整理するってことをやってこなかったので、
全ての情報が頭の中に混在している状態でした。
これはなるほどと思い、その日からA4のカレッジノートを1冊買い、日記、読書ノート、アイデア、気になったこと、考えたこと、感じたこと、思ったこと、情報、勉強、ありとあらゆるものを1冊に一元化していくようにしました。
最初の方はうまくいってたのですが、よく考えてみてください。
ノートは有限です。40ページほど書いたら1冊終わってしまう。
すると、次から次に新しいノートが必要になります。
上で紹介した本の方法で検索をかけると(全てのノート、ページ、内容をエクセルで管理する方法)、確かにどのノートのどこにその情報が残っているかは検索をかけれますが、
ノートが100冊溜まったら、100冊全部を保管しておく必要があります。
それは流石に結構きつい。
しかも外出先で情報を検索したくても、100冊のノートが家にあれば、外出先では検索不可能。
もっと言うと、家が火事にあったり水害にあって、紙のノートが消失したら、
全てのデータが消えてしまうことになる。
そう考えると、紙のノートによる情報の保管、管理はリスクがあるし、やはり検索性は無力に等しくなる。
よってこれまでのことから導き出される回答は以下の通りとなる。
記録は紙とペンのアナログに軍配が上がり、保管・管理・整理・検索はデジタルに軍配が上がる。
このルールをベースに自分のノート・メモ術は構築されています。
僕のノート・メモ帳とそれぞれの役割
それでは、前置きが長くなりましたが、実際に僕が日々利用しているノート・メモがこちらになります。
ノート1冊の一元化をやめたからといって、多すぎないか、、。笑
もう第一印象はそれしかないですよね。わかります、わかっています。
しかし、別にこれ全部を毎日持ち歩いているわけではないし、家に常備しているものもあれば、常に持ち歩いている物もあります。
それでは、ここからは一つ一つどのように使っているかを紹介したいと思います。
1、日記
これは読んで字の如く。
具体的には日記というより、今日あった出来事の中で感謝したいこととか、幸せだったことに絞って書いてます。
そうすれば、このミニ日記を開いたらどこを読んでも喜ばしいことが書いてあるので、いつでも幸せな気分に浸れます。笑
そんなにたくさん書くことはないだろうし、いつでもどこでも書けるように、ミニのロルバーン。
黄色を選んだのも、なんだか気分を上げてくれそうな色だから。笑
ここでポイントなのは、上の写真を見て貰えばわかるように「4.スケジュール」とこの日記以外、あとは全て差し替え可能なルーズリーフタイプだということ。
これも日々どんなことを書き残すかで人によって別れると思いますが。
ノートの特性はなんと言っても時系列。
ルーズリーフの特性はカテゴリー分け。
時間と関連して書きたいこと、まさにスケジュールや日記は時系列の特性を持っているノートタイプでいい。
むしろノートタイプがいい。
それ以外のほとんどの情報に関して僕のメモはカテゴライズが基本なので、後で入れ替えたり、捨てたり、簡単にできるルーズリーフタイプ(リフィルタイプ)を選んでます。
もう、正直ノートはルーズリーフ一択だとも思ってます。
2、メモ小
ツイストノートミニ。これはどこでも持ち運べるA7サイズのメモ帳ですね。
スマホとほぼ同じ大きさなので、ポッケに入れてても違和感ありません。
これほど機動性に優れたメモ帳(サイズ)はないので、多分一番持ち歩いているのがこのサイズ。
とにかく、いつでも、どこでも書けるのが素晴らしい。
たくさんのメモ帳を使っているからと言って、どのメモ帳に何を書くといった決まりはありません。当然ですが。
ただ、次に紹介する「3.メモ大」との違いは単純に大きさ。
今から書こうとすることがほんの数行で済むのか、もう少し大きさをとるのかで小を使うか大を使うか分けている、ただそれだけです。
基本的に毎日書く大半のメモに紙の大きさはほとんど必要ないと気づきました。
もちろん時には図形やフレームワークを利用して整理したいメモもあったりしますが、
そもそもそれくらいのことを書き残そうと思ったら、それなりの時間も必要なので、
それは走り書きするメモではなく、きちんと机に座って頭を使って書いた方がいいでしょう。
となると、後でそれができるような簡単なメモだけ今は残せばいいので、
やっぱりそうなるとメモ大くらいあれば、大抵のことは足りる、と信じています。
3、メモ大
これもメモ小と同じツイストノートを使用。大きさはA6です。
ツイストノート結構使いやすいのと、互換性があるのとで、統一している感じです。
書く内容はメモ小には収まらないだろうという量を書くときや、図形など少し大きな描写が必要な時はこちらを使います。
4、スケジュール
こちらのスケジュール帳は「効率ノルティ手帳1516」というもの。
メモ特化型の方眼バーチカル?(と呼べるのか?笑)で、中はこんな感じになっています。
スケジュール帳をどうするかは、メモと違ってまた大いに悩む点かと思います。
ノートタイプにするか、手帳にするか、大きさ、マンスリー、ウィークリー、デイリー、バーチカル、etc,,,
ここに言及すると、それでまた1つの記事が出来上がってしまうと思うので、ここでは言及しませんが。
超簡単に分けて考えるとするなら、
- 日記やデイリーログをたくさん残したいならデイリー
- お仕事のプロジェクト管理、タスク管理をしたいならウィークリー
- 月間の大まかな流れや予定を把握しておきたい(一日の予定はそれほど多くない)ならマンスリー
あとは自分の書く量に合わせて最適なサイズを決める。
持ち運ぶなら小さく、家で使うなら大きくなども一つの指標。
僕は自分の仕事、スケジュール管理にはノルティの1516がとてもピッタリなので3年ほど同じものを使っています。
5、手帳
手帳には夢とか目標系の大事なこと、人生で大切にしておきたい指標とか指針、エッセンスを書いています。
これは完全に主観的な問題ですが、夢とか目標を安価なノートやメモ帳に書いて残していても、
なんだか自分で自分の夢を大事に扱ってないような気がしてしまうんですよね。
叶っても叶わないでもいいような、他の走り書きのメモと同じ程度のもの、みたいな印象になってしまうので、
少し高価でも革の手帳で管理することで、自分にとって大切なことだと自分自身への投げかけにもなるので、
そういうニュアンスで、夢や目標系は革の手帳で管理しています。
これも基本的にはそんなに持ち歩かないですが、時たま本の代わりとして持ち歩き、出先で読み返すみたいな風には使っています。
6、iPhoneデフォルトメモ
iPhoneデフォルトメモ。
これも正直、Goodnoteに引け劣らないほどの神アプリだと思っています。
デフォルトの無料メモアプリなんてって思ったら大間違い。めちゃくちゃスーパー便利。笑
まず機動性はあらゆるメモの中で一番。なんせスマホだから。
そして、手書き、文字入力、音声入力、全てOK。
あと、手書きでは絶対不可能な、写真やPDFも残せるし、その中に書き込みもできる。
WEBで気になった内容もコピペ、スクショ、なんでもOK。
フォルダを作ってカテゴライズできるし、ハッシュタグでも分類できる。
勝手に記録した日時が残るので時系列もわかる。
そしてデジタルなので、検索性も神ってる。
もし、メモは一つしか持てないと言われたら間違いなくiphoneのデフォルトメモを選択します。
7、iPad Goodnote
キングオブ神アプリGoodnote
同じデジタルとしてiPhoneのデフォルトメモとの違いを挙げるとすると、
- Apple Pencilが使える
- 文字入力はキーボードなのでさらに速い
- たくさんのフォーマットを利用できる
- 自炊した本や教科書を読んだり直接書き込みができる
もちろんこれ以外にもノートとしてはGoodnoteに軍配が上がりますが、メモとしてはiPhoneメモに軍配が上がるかな。
ちなみに、Goodnoteアプリはスマホと連携できるので、僕は記録する際はiPadで、出先などで確認する際はスマホで、といった使い方をしています
8、A5ノート
これもツイストノートの今度はA5サイズ。
このノートは基本的に家置きですね。なのでどれだけ分厚く重くなっても気にしません。
中身は、読書ノートの中で特に大切なものや勉強したことをまとめてたりします。
もちろん出先で「あれどうだったっけ?」など思い出したいこともあると思うので、
各ページをスキャンしてGoodnoteにデジタルでも保管されています!
これでいつでもどこでも検索、思い出しも完璧。
一貫して記録はアナログ、管理検索はデジタル。
9、おまけのカード式(ツェッテルカステン)
日本だと京大式カードとか呼ばれてますかね。海外だとツェッテルカステン。
カード式に情報を連結させて新しいアイデアを生む情報管理方法。
もちろん人それぞれの使い方があると思いますが。
僕の場合、メモにはフローとストックがあると考えていて、
フローはサラッと頭に浮かんできて、それほど重要じゃないけど、置いておけば発展するかな?的なもの。
ストックは何度も思い浮かぶ情報で、自分が大切、価値あると判断する情報。
他の情報とも関連する可能性があり、残しておきたいもの。
主にこのストックメモをカードに転記しています。
そして時折カテゴリーごとに見返したら、適当にパラパラとやってると、思いがけない情報と情報がかけ合わさって面白いアイデアが浮かんできたりします。
情報はそれ単体というよりも、別の情報とかけ合わさることで新しいものが生まれるので、
そういう意味ではメモ(情報)を記録、保管、管理、整理、検索するさらに先の使い方がカード式のような気もします。つまり発展。
言うなれば、卵を買ってきて冷蔵庫に置いておくだけじゃいずれ腐る。使わないと意味がない。
情報も記録して保管ばかりしていても意味がない。積極的に読み返して、頭の中、外にある情報を掛け合わせてあげることで情報の価値は生まれると思っています。
カード式については後でもう少し詳しく触れます!
♢♢♢
さて、ここまでは普段どんなメモ帳、ノートを使っているかの紹介でした。
次は日々これらのメモ帳やノートをどのように使っているのかをまとめたいと思います。
日々の持ち歩きは、日記、メモ小・大、スケジュール、スマホ、iPad
え、、多くないか。笑
まあ、それぞれが小さいメモ帳なのと、スマホとiPadは仕事でも必要なので、基本的にはこれら全て持ち歩きます。
ちなみに毎日プライベート、仕事で利用しているカバンは、アークテリクスのグランビル16。
リュックなので、全て入れてもそれほど負担にはなりません。
もちろん、時と場合によって、小さなサコッシュだけで出かける時は「2.メモ小」とスマホのみって日もあります。
毎日必ず全て持ち歩いている訳ではありません。
メモを集める:とりあえずどこかに書き残すスタンス
本を読んだり、考え事をして、人と話している時に、何か書き残しておきたいってものが生まれたら、スマホのメモかメモ小・大を使います。
基本的にはとりあえず書き残す、どこかに書き残しておくというスタンスです。忘れないうちに。
iPadは基本的には情報の管理、検索と閲覧が主な使い方ですが、
メモ大よりも何かもっと大きなアイデアや構想を練りたい時は、iPadとペンシルを使います。
そんな風にして、とにかく頭の中で思ったこと、その上で次に繋がりそうなこと(忘れないほうがよさそうなこと)はどこかに書き残す。
日時の決まっているtodoはスケジュールへ
僕のスケジュール帳は週間バーチカルタイプ。
スケジュール帳の使い方はというと、基本的にメモは残さず、予定のみを書き記します。
メモはせず予定だけと言っても、それでも方眼が使いやすく、罫線のバーチカルよりもこっちの方が自分にはしっくりきます。
そして、予定、todoだけを日時に沿って書き残す。それだけ。
少しバレッドジャーナルチックなこともしてますが、たいそうなものではないし、大体メモが多い人や情報整理をしている人は多かれ少なかれ自分ルールのバレッドジャーナル式があると思うので、詳細は書きません。
基本的に僕のメモ、ノート術は全てGTDをベースにしています。
※GTDの詳細はこちら
書評-ストレスフリーの整理術
超簡単にいうと、
- 頭の中で思いついたことは全て書き残す
- その上ですぐに取り掛かれるものはその場でやっつける
- 日時の決まっているものはスケジュールに管理する
- 自分以外の人がやることは他人に連絡しておく
- アイデアは数日寝かしておく
- それ以外はメモに残しておき、定期的に見返してカテゴライズ、整理する
※オリジナルに自分式を混ぜてるので注意!!
なので、日時の決まっている予定やtodoは即スケジュールに残して頭から忘れます。笑
定期的にメモの見返しと整理
通常、いろんなところにいろんなことを書き残してしまうと、どこに何を書いたか忘れて大変になりそうですよね。
だからたくさんの人が一箇所に一冊に一元化と言って、とりあえずここを見れば全てある状態を作ろうとします。
エバーノートもそれがコンセプト。とりあえず全て突っ込む。後で検索をかければいい、と。
※個人的にエバーノートは一度大量にデータが消えたことがあり、それ以来(クラウド全般)信用できないんです。。
この記事に書いてます。
クラウドサービスを完全に信用できない理由
しかし、僕もメモを一箇所に保管して検索をかけられる状態にしておくことは非常に大切だと考えています。
ただ最初から一箇所じゃなくてもいいのかなと。
上でも書いたように、一箇所にとなると、持ち歩くものを1つにしないといけなくて、全てのTPOにあった究極の1冊もしくはデバイスはないと気づきました。
それぞれのTPOで最適なノート・メモの大きさやスマホ、iPadを使い分けた方がいいと。(僕はね)
なので、書き残すときはその場に最適なツールを使って書き残します。
そして、後から一箇所にまとめるという作業をすることにしました。
そのために重要なのが、メモを見返す(整理する)日をもうけるということ。
これが簡単なようで結構難しい。
僕の場合、1週間ほどすると数十個のメモが溜まるので、1週間に1度整理すると決めています。
これは人それぞれだと思うので、一ヶ月で数十個の人もいれば、数日で数十個という人もいると思います。
なんにせよ、自分が負担にならない程度溜まったら整理する。
それを過ぎてしまうと、後で整理しようと思うと量が多すぎてやる気が起きません。笑
あとメモを書き残した日から相当日数が経って見返しても、なんでこんなことを書いたのかすら忘れてしまうことがあります。笑
なので、適度なタイミングで見返し整理するのがいいと思います。
もちろん、事前にスケジュール帳にいつメモの整理をするのか決めて予定を書いておきます。
メモの整理方法
机の上に、スマホ、メモ、iPad、全て集めます。
そして、順々に、一つづつ、その1週間で書き残したメモや情報、アイデアを見返していきます。
次に僕が踏む手順は「捨てる」「残す」「寝かす」の3つに分類します。
- 捨てるは簡単で、不要なメモや情報は捨てます。
- 残すは次のステップ、どこかに保存する。
- 寝かすはそのままにしておくこと。もう少し時間が経てば何か発展しそうなものは、あえてそのまま残します。
残すステップ
○アナログ→デジタルへ
まずはアナログのメモ小・メモ大の紙情報を上の手順で「残す」ものだけiPhoneのデフォルトメモにデジタル転記します。
これはやり方は自由で、メモの内容をそのままデジタル文字に直してもいいし、写メを撮るだけでもいいです。
特に手書きの描写は写メ以外方法はないかと思います。
写真を撮った時は、メモの内容を簡単にデジタル文字でも残します。キーワードだけでもOK。
これで、その1週間に溜めたメモや情報が全てデジタルデータとしてiPhoneのデフォルトメモに集まりました。
○デジタルメモのカテゴライズ
次にiPhoneデフォルトメモを全て見返して、それぞれにカテゴライズするためのタグをつけていきます。
僕の場合、人生、時間、幸福、目標、経済、仕事、情報、教養、読書、といったよく使う大きなカテゴリーと、
さらに細かなカテゴリー、例えばIT、未来、技術、農耕、お金、都市、言語、etcがあり、
一つのメモに幾つタグが被ってもいいので、とにかく当てはまるタグは全てつけていきます。
もちろんその時に何も当てはまるタグがなければ新規のタグを付けることもあります。
とにかくキーワードは何かを押さえておきたいのです。
○カテゴライズしたら全てDONEフォルダへ
見返してタグをつけたメモは別の場所に保管することで、整理する前のメモと後のメモの区別をつけられるようにしておきます。
僕の場合『DONE(終了)』というフォルダを用意しておいて、そこに入れるようにしています。
DONEは至る所で使っていて、仕事でもプロジェクトが終わったらそれはDONEフォルダに突っ込みます。
捨ててしまうと後で見返せないし、かと言って直近で必要ない情報、は自分の目に触れないかつ保管している場所がわかりやすいという意味をこめてDONEです。笑
○Scrapboxへも保存する
DONEと同時にScrapbox(スクラップボックス)にも突っ込んでおく
スクラップボックスとはご存じでしょうか?
インターネット上で無料で使えるツールで、放り込んだ情報同士をリンクさせてくれるもの。
情報はお互いにぶつけて新しいアイデアを生む素材にもなるので、ただ単に保管・管理しているだけではそういう効果はなかなか起きづらい。
と言う事で、DONEは主に後から検索できるように、スクラップボックスはそれらの情報を積極的に掛け合わせられる場として、両方に保管します。
ここまで読んでいてなんだか手間だなぁ、、と感じている人は多いと思います。
僕も手間です!笑
ただ、メモや情報の本来の価値を本当に引き出すためには、多分こうした方がいいのだろうと思ってやってます。
何事も続くことが大事なので、大変で続かないって人はできるところまででもいいのかなとも思います。
天才は多分こうした情報の偶然の掛け合わせを頭の中だけで自然に行って「アハ!」が生まれてるんでしょう。
しかし凡人の自分はいつでもいくらでもテクノロジーの恩恵を享受する姿勢です。笑
フローからストック、そして重要への仕分け
こうして1週間であちこちに溜まったメモや情報を整理して、カテゴライズして、DONEとスクラップボックスに入れることができました。
それで終了ではありません。
これで思いついたこと全てが一箇所に保管されて、いつでも検索がかけられるような状態になりましたが。
これは言うなれば、普段ふっと湧き上がってくる思考を整理・保管する行為。
僕は、次から次に湧き上がる思考や出会う情報、そのメモをフロー(メモ)と呼び、
その中でも大事でカテゴライズして保管しているメモをストック(メモ)と呼んでいます。
もちろんフローにはたくさんのジャンクがあるので、捨てるものも大いにあります。
全てがストック行きになるわけではありません。
そして!ストックの中でもとりわけ重要なものをさらに抽出します。
これが真骨頂。笑
具体的にどうするかというと、全てDONE行き(ストック行き)メモにはタグをつけて仕分けすると書きましたが、
さらに重要なものは「重要」というタグをつけています。
ただ「重要」だと、後で検索するときに、文章の中に「重要」と入っているものまでスクリーニングされてしまうので、僕は「重要重要重要」と重要を3回重ねたタグを作っています。
これは超勉強法や整理法を著した野口 悠紀雄さんの整理術を真似しています。
また、重要なメモの先頭には「★」をつけることで、あ、このメモは重要なんだということがすぐにわかるようにも区別しています。
豆論文はカード式に
フローメモから捨てるか、ストックに行くかを分けた後、さらにその中で重要かそうでないかを分けました。
これで一旦全てのメモのカテゴライズと整理、保管、管理は終了。
いつでもiphoneのデフォルトメモアプリを検索すれば過去のメモを検索できるし、スクラップボックスを使えば、メモのリンクを自由に辿ることで新しい発想が生まれる、そんな場を作ることができました。
ここでメモ術は終わってもいいのですが、僕はさらに一つおまけを加えています。
それが、上の写真でも紹介したカード式です。
例えば、メモをずっと取っていると、似たようなカテゴリーが集まっていきますよね。
そしてある程度集まると、それらがリンクして一つの小論文のような形に構成できることがあります。
AとBとCという情報がメモとして別々に集まり、ある日、AだからB、そしてCが生まれるみたいな感じで、
あれ、よく考えたらこれは全部繋がってるぞ、みたいな。
そうした小さな論文を豆論文と呼び、豆論文は別にカード式に転写してアナログに保管しています!笑
手書きからのデジタルからのアナログへの回帰!
もちろん、カード式に転写した豆論文はそれはそれでまた一つのメモとしてiPhoneのDONEに入れるとともに、新しく『#BOX』というタグをつけています。
この名前にしたのはカード式のカードを保管する箱から来ています。
別に「#カード式」とかでもよかったのですが、なんだか#BOXにしちゃいました。笑
アナログのカード式を作ることで、暇な時にペラペラペラとめくるだけでも面白いし、新しい着想が生まれたりもします。
実はこれはカード式と呼ばれるまだデジタルのない時代の情報整理法で、海外ではツェッテルカステンと呼ばれる結構有名な方法なんです。
このカード式の特徴はやはり情報の掛け合わせを生むところ。
上で紹介したスクラップボックスはそのデジタル版であり、アナログ版こそがカード式。
スクラップボックス作ってるならそれでいいじゃんと思われそうですが、ここには僕なりの持論があります。
たとえば世の中にはたくさんの言語が存在しますが、現在多くの地域で英語が話されているので、言語を統一したら世界中全ての人がコミュニケーションを取れて便利だから英語だけに統一したらいいじゃんと言えないこともないですよね。
ただ、たくさんの言語がこの世に存在するからこそ、世界には様々な価値観が生まれているわけで、それが美しいのだとも僕は思っています。
それと同じで、もちろんデジタルは大変便利なのですが、この世が全てデジタルだけになると、ある種の多様性を失うことにもなるのかなと。アナログを残すことでアナログでしか生まれない作用もあるんじゃないかと。
だから、デジタルとアナログの両方を掛け合わせていたりします。
作業で使うノートとGoodnote
ここまでは主に外で生まれたメモを集めて整理する方法でした。
それでは、家や図書館、カフェといったしっかりした机と椅子で作業ができる時、
ここでようやく「7. iPad:Goodnote」と「8. A5ノート」の出番となります。
ここには日々大切にしたいと考えている言葉、思考、それ以外に勉強した内容、読書ノートの中でも特に大事な本の要約、それらを清書したものがノートに集まっています。
と同時に、A5ノートの内容はiPadのGoodnoteにも同期してあります。
また、Goodnoteにはアナログノートには書き残していないさらに様々な勉強、読書ノートなどが残っています。
言うなれば、Goodnoteがフローの集まりで、A5ノートがストックの集まり。
記入する時はノートかiPad、そして検索はiPadでという構図になります。
ここでもアナログノートにはアナログノートの良さを利用して、iPadにはデジタルノートの良さを利用して、両方使い分けています。
まとめ
これまでの方法を単純にまとめると、
- どんなツールを使ってもいいから、日々最適なやり方でメモをとる。
- それらを定期的にデジタルに移行する。
- 最終的に全てのメモ・情報はiPhoneのデフォルトメモかGoodnoteアプリで検索すれば、全て検索可能。
- スクラップボックスやカード式を使って、デジタル、そしてアナログに情報の掛け合わせも可能。
また、例えば誰かと何かについて話さないといけない時、いただいたお題をカード式の中から探して、
少しパラパラめくるだけでも、頭の中に残っていた情報が色々と蘇ってきて、色々喋ることができる。
今の所、僕のメモ、ノート術の全てはこんなところでしょうか。
これまでメモのために本当にさまざまなものを使ってきました。
大きいもの、小さいもの、ノート、リフィル、アナログ、デジタル、サービス。
そして自分なりにこの数年でたどり着いたのが、今日ご紹介した方法です。
もちろん人それぞれ好みとか、自分の環境に合ったものって違うと思います。
今日紹介したのはあくまで僕個人のライフスタイルの中で一番適合したやり方、になるので、これが絶対的最適解なわけではないし、
逆に言うと、世に溢れるノート術、手帳術、メモ術のどこかに最適があるわけではないと思っています。
自分なりにそれらを色々と試して、試行錯誤していく中で、あなただけにあった最適な方法が見つかるのだと思います。
本質を忘れてはいけないのは、メモや情報は保管管理検索できる状態が良いと言うことではなく、それを活用して世の中を良い方向に変えられる、自分の人生を良い方向に変えられる、ことがメモや情報からもたらされる最大の効用だと考えています。
それができれば、ぶっちゃけ過程の方法なんてなんでもいいんです。
東大の試験に合格することが目的であって、試験に合格するために完璧なノート術を追及するのはナンセンス。笑
むしろ全て頭の中に保管できていつでも引っ張り出せる天才にはノートなんてそもそもいらないんですから。笑
僕はそう考えています。
凡人である僕が自分なりにメモや情報を最大限活用するために、使っているメモ帳や手帳、ノートとその過程をまとめたのが、今日の記事の本質となります。
今日書いた内容が少しでもヒントになり、みなさんが自分自身にあった最適なメモ術を生み出し、メモから得られる最大の効用を利用して、ちょっとでも人生と世界がよくなればいいなと思います。
って話でした!
P.S.最後までお読みいただきありがとうございました!
全体的に文字による説明が多く、本当はもう少しビジュアルなど入れて説明したほうが、メモのフローがわかりやすかったかなと思います。
そこらへんできたらまた改善したいと思います!
※今日記事の中で紹介した本たちをまとめておきます。よかったら参考までに。