こんにちは!トモです。
この度、世界一周旅の経験をまとめた本を出版しました!
でも、そんなに大それたことではないです。
なぜなら、電子書籍だから。笑
文章を書くところから、編集、電子書籍として出版するまで全部一人でやっつけました。
なにより大変だったのは、書くのに相当時間がかかったことです。
(※この記事は2018年に一度作成したものを加筆修正して再アップしています)
現在出版しているのは、3年半の旅の内のアジア編、ヨーロッパ編、北米・中米編、再びユーラシア大陸(前編)(後編)の5作品なのですが。
どれも約10万文字を超え、紙の本にすると約200ページ相当の量!
(北米・中米が8万文字くらいだったかな?)
文字量もさることながら、文章を書くって本当に大変でした。なので、1冊1冊書き切るのに時間がかかり。
ただ、何が一番書くのを長引かせたかというと、時間がないとか、文章が思いつかないとかそんな理由じゃなくて。
書いてたらまた旅に出たくなって、日記読み返してたらまた旅に出たくなって。
その度に書く手は止まり数週間経過する。それの繰り返しでした。笑
そしてまた旅に出たい熱が冷めたら書いてみたいな。
僕は素人です
一つ言っておきたい事。それは僕が物書きとしてめーっちゃド素人だということ。
何回も推敲を重ねましたが、今読み返しても「あぁ、ここ間違えてる。。」とか「この表現の方がよかったな」って箇所が多々見られます。
一番大きいのは文章が本当に稚拙なこと、、
「、、、、、た。、、、、、た。、、た。、、、、、、、、、、、、た。」
ずっと「た。」で終わるみたいな。笑
これはあまりやっちゃいけないみたいですね。めっちゃやってます。やりまくってます。。
素人ですから、最初からいいもの書けるわけなんてないですよね。(開き直り)
ただ、だからって素人だから出版したらいけないってこともないと僕は思っています。
例えば漫画家が最初は少々下手な絵でもストーリーが面白くて単行本で出版される。
そのうち連載が続くにつれてどんどん絵を描くのが上手くなってく、みたいな漫画も結構あるよなって思い。
本もそうしていいんじゃないかって思いました。
なぜ本を出版するのか
単純に世界旅の楽しさを知って欲しかったから
僕は旅に出て、人生が本当に変わりました。世界旅が大きな経験だったからってわけではなく、世界中でいろんなもの(物、モノ、者)に触れたのが大きいです。
僕が世界中で実際に経験した愛とか友情とか悲惨とか現実とかそういった経験を多くの人に知って欲しいって思いました。
世界ってこんなことがあるんだ、生きてるとこんなことがあるんだってことを知って欲しかった。
読んでくれた人の中から旅に出るって人が生まれてもいいし、何か人生に少し良い影響が生まれればいいなって思い。
なら、思っているだけじゃダメだ。キチンと形にしないと。そう思ってそれを文章にして、出版したんです。
完璧は求めない
本という形にしようと思った時に、完璧を求めてたらいつまでも世に出せないなって思いました。
完璧に仕上がるまで世の中に発表するの控えてたらそのうちに死んじゃうんじゃないかって。笑
完璧じゃなくていいから出そう。そう思って作っちゃいました。
だから、本当に文章は稚拙で、本当は読まれるのすごく恥ずかしいです。笑
自分ひとりでやってみたかった
なんでもそうなんですけど、僕は気になったことは自分で実際にやってみたい派です。
高校の時に株の売買を始めたのも、ネットでビジネスをやってみたのも(惨敗笑)、社会人辞めて旅に出てみたのも、全部そう。
できないって考えたくないし、できるかなで終わらせたくない。
興味を持ったものは実際に自分でやってみないと気が済まない。
だから今回の電子書籍出版も全部ひとりでやってみました。
ひとりでやるのって楽しいんです。全然知らなかった世界の事が知れて。
今回、というか一度、実は電子書籍出版の編集者の方から本を出版しませんかってお声がけいただいたことがありました。
でも、最終的に企画に入る前に、ちょっと問題が起きて話がなくなって。
じゃあ、自分でやってみようかって。そんな経緯もあるんですけどね。
プロに任せたらもっと簡単に、もっと早く、もっといいものが出せたと思います。
編集だっていい感じに仕上げてくれたろうし、そうしたら文章はもっとかっこよくなったろうし、電子書籍出版のためのノウハウは全部持ってるからイチからやることないし。
マーケティングも精通してるからいろんな所で広告してくれたろうし。表紙もかっこいいものあてがってくれて、本のタイトルもきちんと考えてくれて。
でも、これも何かの縁かなって。
だから全部自分でやってみました。その分文章のクオリティは低いかもしれませんが、商業的に作ったものじゃないので、情熱はこもってます。笑
最後はフィーリング
で、なんでそんなにクオリティ低い、完璧でない、素人の本を出したのか。
僕は、結局モノの価値って最後はフィーリングだと思っています。
よく例にださせてもらうのが、ゴッホの絵。
今でこそ億の価値がつくゴッホの絵ですが、彼が生存していた間に売れた絵ってのは1枚のみ。
しかも知り合いの姉が購入。(だったかな?確か)
実は生前に1枚しか売れなかったというのは事実ではないという見解もありますね。
ゴッホが亡くなって今になって、ゴッホの絵には億の価値がついてます。
なんで、その絵が生まれたときに億の価値がつかなかったのか。
それはその時、人々が求めなかったから、というだけ。
人々が求めなければ、価値が”つかない”のが世の常です。しかし価値が”ない”わけではない。
そこが面白いですよね。
ゴッホが生きていた時代に、人々がゴッホの絵に対してなんのフィーリングも生まれなかったということ。
例えばド素人が描いた絵をどっかの金持ちが3億払って所有したいと言ってきたとする。
そうすれば、ド素人がいきなり「3億の価値がついた絵を描いた人」になるんですよね。
じゃあなんでその男は3億も払う気になったのか。それも完全にフィーリングだと思います。
気に入ったから、一目惚れしたから、それだけのお金を払いたいと思ったから。
世の中全部そう。フィーリングが合ったから服を買ったり、本を買ったりしますよね。
それ自体に価値があるからというよりは、「自分にとって価値があると思った」から買う。
だから他人が好きなものが理解できなかったり、自分の好きなものが他人に理解してもらえなかったり。
みんなそれぞれ好みとか、好き嫌いがあって、それでいいんだと思う。
その物自体に価値があるんじゃなくて、人々がその物に価値をみいだしている。
だから、僕は価値のある本を生み出して提供するんじゃなくて、自分が出した本に価値を見出してくれる人に出会えればいいなと考えています。
こんな考えで、電子書籍出版にいたりました。
実際の本がこちらです
表紙ももちろん手作りですが、できればゆくゆくは知り合いのデザイナーとかに表紙くらいは作ってもらいたいなって考えています。
紙ではなくなぜ電子書籍にしたのか
- 簡単に自費出版(自費というよりもタダ笑)できること。
※だから僕は自費出版とは言わず、自己出版と言ってます。笑 - Kindleがとても便利なこと。
- 旅に持って行ってもらいたいので、荷物になる紙の本じゃなくて電子にしました。
- スマホでも読んでもらえること。
そんな幾つかの理由で電子書籍での出版に決めました。
最後の南米編を書き切ったら、ゆくゆくは紙の本でも出版したいとも思っています。
ただ、とにかくアジア編だけでも相当疲れました。
2冊目のヨーロッパ編は少し慣れた感はあり、3冊目の北米・中米はだいぶ慣れました。
再びユーラシア編で少し期間が空いたことでまた書く感覚を取り戻すのに時間を要して。笑
南米の旅はまた非常に濃かったため、時間がかかりました。。
ということで、良かったら僕が経験した3年半の世界一周バックパッカー旅の記録。
是非読んでみてください!
1冊ずつ買うの面倒くさいって方はこちらもよろしくお願いします!
実はそういった声をいただいて合本版を作成したのですが。ユーラシアの前編と後編も1冊に、そして最後の南米編が完成したら、6冊の合本版約60万文字分を1冊にして出してもいいですね。電子だからこそできる荒技。
って話でした!