情報源が多すぎる(マスメディア論)

人生論

こんにちは!トモです。

今日は日々接する情報について書きたいと思います。

情報を絞らなければならない時代

情報過多な時代と言われて等しい。

一説には、現代人が一日で受け取る情報量というのは、江戸時代の農民が300年間生きて受け取る情報量に匹敵するのだとか。

これもまたよく言われるのは、人間の脳というのは大脳新皮質が進化を遂げたけど、それ以外の基本的性能は縄文時代とさほど変わらないのだとか。

となると、現代人の姿というのは一見スマートに見えるけど、いわば縄文人がスマホを触ってるのと一緒。

僕達はあまりにも産業が進化しすぎたのに比べて、人間的(脳的)進化がそれに追いついてない状況。

そのギャップが現代社会の時代の変化のスピードが速く感じる所以であり、情報が多すぎると感じるところなのだと思う。

情報処理スピードが上がってないのに、情報だけは増えていく。

まず、この情報過多な時代に情報を絞るということも大事になってくるのだろうと僕は思います。

情報源が多すぎる

得られる情報が多いということは、その情報を発信した情報源というものが存在する。

昔であれば、情報が情報として民衆に発信されるには本や雑誌、テレビといった媒体が必要になった。

そういった媒体にはスポンサーがついているか、自社で発行するにしても、嘘の情報を流してしまったら自分たちの「信用・信頼」に関わり、企業が永続できなくなってしまうので、できるだけ確証高い情報を発信する必要があった。

昔は民衆が得られる情報源は限られていた分、こうして情報の正確さが担保されていた。

しかし、今は正確さよりも速さが重要視される時代になり。

SNS全盛期。動画アプリやニュースアプリ、個人企業それぞれが情報発信をする時代になり。

速さを求める中で情報の正確さは蔑ろにされてきた。

発信された情報は精緻される前に「いいね」で一瞬のうちに全世界に広まるようになった。その正確さに確証がないまま。

こうして、あまりにも情報源が増えたことで、あまりにもジャンクな情報も同時に増えた。

これが情報過多の弊害のもう一つの側面であるように思う。

溢れる情報が全て正しいならまだマシ。でも、正しくない情報も混ざって多くの情報が氾濫しているのが余計に人々が情報を取捨選択するのを複雑にしているように思う。

マスメディアがやってきたこと

権威や権力というのはいつも少数に集中していた。それは当たり前と言えば当たり前で。

逆に言えば権威や権力に服従する市民は常にマジョリティに属している。

だから歴史を見ればわかるように、ある一定以上の不平や不満を市民がため、臨界点に達した時、それは革命や反乱として国家を襲う。

国家が権威を保ためには、マジョリティの心象を操作し続けておく必要がある。

そのために宗教やマスメディアという大衆心理が生まれた。(もちろん権利保持のためだけではないが一部は)

現代の個人が情報を発信する時代になる前、世界hマスメディアが支配していて、その時代というのはマスメディアが選抜した情報だけを大衆に同一同質な情報として広く発信していた。

受けての市民は超限られたメディアからしか情報を得られなかったので、近所の人、学校、会社で話す時、だいたいみんな同じような情報を共有できていたので、それらの情報を土台として話が展開することができた。

しかし、現代は有象無象の情報が氾濫していて、個人の各々がいろんな場所からいろんな情報を取ってくる。

昔は自分が得た情報は大抵相手も得ているのが相場であったが、今は自分の得た情報と相手の得た情報というのは違うもの、というのが相場になった。

するとどうなるか。その様々な情報にそれぞれの認識フィルターがかかって処理した情報をお互いが土台にして話すのだから、話が複雑でややこしいことになるのは自明である。

Twitterで流れていた何の確証も背景もない個人が感情で発した情報(文字)をちらっと見たのが頭の片隅に残っていて、たまたま誰かと話していたときにそのことを思い出してぺろっと吐き出してみる。

すると、何の根拠もないそのしょうもない情報を議題に二人が討論を始めてしまう。

不要な争いがここに生まれるのだ。僕はこのしょうもない争いは本当に不要なことだと思っている。

でも、この情報が溢れすぎている社会でそれが起きやすいというのも事実だと思う。

マスメディアは今まで大衆心理をいいように操作してきた。それはそれで由々しきことであるのは間違いないが、あまりにも個人が情報を発信、取得できる時代になってしまったのは、何の確証もないジャンクな情報が世の中に溢れてしまうようになってしまった今の時代のあり方も、ちょっと生きづらさを生んでるなと、僕は思ってしまうのです。

って話でした!

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