こんにちは!トモです。
このブログは主に、人生の黄金時間に当たる大学生活を送られている方に向けて、自分自身が大学生の時に知っていたら嬉しかったな的な知識を発信しています。
3年半バックパッカーで世界を旅した経験と今まで3千冊以上の本を読んで学んだことをベースに記事を書いています。
いきなりですが、旅人の間で「世界三大ウザい国」と呼ばれる国があります。
それがインド、エジプト、モロッコ。
僕はこの3カ国の中でインドとエジプトに行ったことがありますが、確かに他の国と比べて圧倒的にウザかった。でも、ウザいと言っても二つの国の間にも「ウザい」の違いがありました。
僕にはインドは耐えられたけど、エジプトは耐えられなかった。
当初の予定では、中東からエジプトに入り、僕はそのままアフリカを南下していくつもりだったのですが、あまりのエジプト人のウザさにうんざりして、アフリカへの興味が失せ、ヨーロッパへと進路を変更してしまったほどです。
エジプトに入る前は、インドで3ヶ月過ごしていたから、もうどこに行ったって平気だと思っていたけど、全然平気じゃなかった。なんで同じウザい国なのにインドとエジプトで違うのか。
今日はそんなインドとエジプトのウザい違いについて解説し、これから海外旅行に行かれる方、インドやエジプト行きを考えている方の参考になれば良いなと思います。
インドとエジプト「ウザい」違い① 非暴力のインドと暴力のエジプト
非暴力のインド
インド独立の父ガンジーが提唱し続けた言葉が「非暴力非服従」。
暴力は暴力の連鎖を生むだけ、どこかで断ち切らなければならない。だからこそ、彼は非暴力を叫んだ。
インド人は、嘘は平気でつくし、約束は守らないし、危ないこともする。でも、街中で暴力を見かけたことはなかった。どれだけ大声で叫びながら喧嘩していても手だけは出さない。ガンジーの教えが国民一人一人に行き渡っているように見えた。
暴力のエジプト
その点、驚くかもしれないけどエジプトは平気で手が出てくる。当時バックパッカーの間では、エジプトを旅行する際、女性はセクハラに、男性は暴力に気をつけろって言われていました。
僕もエジプトのカイロを観光していた時は何度も叩かれたり、蹴られたりした。町を歩いていると、からかう感じでいきなり張り手で胸をバンと押されたり、ある時は拳くらいの大きさの石を投げられかけたりもしました。友達は急に後ろから髪を掴まれて下に引っ張られたこともあるらしい。
現地の人は「アラブの春」が起きてから彼ら特に若者は変わってしまったと言っていた。
2010年12月18日に始まったチュニジアのジャスミン革命から、アラブ世界に波及した。また、現政権に対する抗議・デモ活動はその他の地域にも広がりを見せており、アラブの春の事象の一部に含む場合がある。
各国におけるデモは2013年に入っても続いた。なお、“Arab Spring”という言葉自体は2005年前後から一部で使用されていたものである
インドとエジプト「ウザい」違い② 黙るインドと燃えるエジプト
観光名所での物売りがしつこいのはどこも一緒のこと。しかし特にしつこいからウザいと言われるのがインドだ。それでも、こちらがビシ!っと強く言い返すと彼らも怯むのか、黙る。お金を騙し取ろうとしてくる時もビシ!っと注意すれば返してくれる。
しかしエジプトは違う。しつこさはインドと同じくらいだけど、こちらが言い返すと、彼らもよくわからない理論で言い返してくる。ほとんど逆切れ状態で、それも2倍とかじゃなく、10倍20倍にして返してくる。
例えば、ピラミッドを見に行くと、必ず付きまとってくるのがラクダ乗り。一度乗ったら最後、絶対に降ろしてくれず、長時間連れまわせれて多額の費用を請求される。僕も御多分にもれずにそんなラクダ乗りに絡まれました。その時のやりとりがこちらです。
ラクダの乗り「ラクダに乗らないか?安いぞ」
僕「乗る金がないから乗らない」
ラクダ乗り「安いから乗れよ」
僕「金がないって言ってるだろ!」
ラクダ乗り「金が無ければ旅行なんかできない!お前は持ってる!乗れ!」
僕「ピラミッドを見に来る分しか持ってきてないから余分な金は無い!払えないから乗らない!」
ラクダ乗り「いいから一度乗れ!!」
僕「お金払えないのにどうやって乗るんだ!?!?」
ラクダ乗り「うるさい!!!乗ればわかるから乗れ!!!」
僕(空の財布の中身を見せて)「これを見ろ!!お金が無いって何度も言ってるだろ!!!」
ラクダ乗り「うるさい!!!!黙れ!!!!乗ればいいんだよ乗れば!!!!!」
もうこちらからしたら「なんでやねん」
もったいないの一言しかない
僕はウザいというよりももはや危険なエジプトに何の魅力も感じなくなり、「アフリカ」というもの全てに興味を失せてしまった。せっかくピラミッドを見に行ってもしつこく付きまとうラクダ乗りや警察官詐欺がそこら中にウヨウヨいて、全然楽しめななかった。
彼らはどうにかして観光客からお金を騙し取ろうということしか考えておらず、しかも自分の思う通りにならなければ、暴力を振るった。
エジプトと言えば、4000年の歴史を持つ国で、エジプト中には神秘の歴史ある遺跡や文化が数多く残っていて、世界中の人を魅了しているのは言うまでもないことである。僕も本当はエジプト中の遺跡を見て回りたいと思っていた。
そんな気持ちを全て失くしてしまう程のエジプト人のふるまい。彼らは自分達の大切な観光資源を自分達の手で汚している。
今の時代、こうした評価は人伝いに伝番され(現に僕も今ブログでこうして書いている)、世界中の人が愛想をつかして国に来なくなってしまったら、国の重要な歳入資源を失うことにもなり、それは自分達で自分達の首を絞めているようなものではないか、と僕は思う。
僕はそれでもまたエジプトにはいつか行きたいと思っているけど、その時は少し高くても自由が少なくても安全なツアーを組んで行こうと思う。
本当にこの国はもったいないなぁと思った。
やっぱり国というものはそこに生きる人達によって作られているのだとも感じた。
1ヶ月いたダハブは別
ちなみに僕は有名なギザのピラミッドがあるエジプトの首都カイロには5日宿泊した。他の旅人に言わせればピラミッドさえ見ればOKだから2日もあれば十分らしいが。そして、カイロの次にイスラエルに向かう途中にあるダハブという有名な沈没スポットに1ヶ月滞在した。
ダハブについてはまた別の記事で詳しく書きたいと思うけど、とにかく地上の楽園、天国のような場所だった。
※ダハブの記事書きました。
あまりに居心地の良かったダハブに関しては、僕はあそこはエジプトじゃないと思っている。
って話でした!
僕が3年半の世界一周旅に持って行った荷物リストを記事にしています。こちらも読んでもらえたら嬉しいです。というより、旅行に行く前のチェックリストにしてもらえれば。